- 名前
- イチゴちゃん
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- 嫌がらせを受けていたのでコメント返しませんが それでもいいという方仲良くしてください...
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初めて脱ぐまでの時間
2013年10月12日 00:29
ワンルーム、ユニットバスのアパートを借り
大学の入学式を済ませ、急いで帰って着替え
面接の約束をしたスーパーへ急ぐ私。
まだ生活するための家具すら揃っていないけど
生活するためのお金を稼がないといけない。
時給は750円、夜10自以降の勤務は800円になる条件、
でも、条件は関係ない。
生きるために、大学の費用を稼ぐために働く。
面接での受けは上々で、
「明日から働けますか？」に、すぐ答えた私。
すごく嬉しくて、そのままスーパーで生活用品を買い込んで
アパートに帰る私。
あたりはすっかり暗くなった時間、
私のお部屋の電気が、付いていた。
もしかして？と思いドアを開けると
あなたはお部屋に生活に必要な家具や家電品をセットしていた。
4人家族で使いそうな、大きな冷蔵庫
冷たくなったものも温められる、オーブン機能付きの電子レンジ
お洗濯が楽になる、全自動洗濯機
コーヒーが大好きな私のために、コーヒーメーカー
音楽を聴くためのミニコンポ
そして、今までの家ではほとんど観られなかった
大きな画面のテレビ
全部そろえるのに、いったいいくらかかったのでしょう。
可愛い机と、椅子やソファー、本棚や電気スタンド
コートかけスタンドや可愛い掃除機などなど
それらをすべてあなたは用意してくれた。
「趣味が違うって言うなよ。これでも値切って満足してるんだからな」
のあなたの一言に、涙した。
包丁を握ったのは、人生で初めて。
まな板の使い方すら知らなかった。
でも、簡単そうだからって
すき焼きに挑戦してみた。
指を切りそうになりながら、不恰好に切られていくお野菜
とにかく色がそれらしくなればと、どんどん足されていく醤油やみりん
何をしたらいいかわからず、涙ぐんだ。
「誰だって初めてはあるんだぞ。わからなかったら、聞いてみたら？」
あなたは優しく、助言してくれた。
少ししょっぱくて、味気ないおつゆになったすき焼き
横から、「こういう時は、味見しながら」って
優しい声が、私を包んだ。
初めて男性の繊細さに、心が震えた。
すき焼きを食べていたら、あなたは冷蔵庫を開けた。
「作る時間がなかった、でも美味しそうだろ？」
そう言って、大きなケーキを取り出した。
まるでお店で売ってるような、綺麗に飾り付けられたチョコレートケーキ
「ここに準備した家具で、ここまで作れるんだから
徐々にチャレンジしてみたら？」
道具も大事だけど、腕こそ一番大事なんだって
身をもって教えてくれたあなた。
甘いケーキのはずなのに
嬉しくて涙でしょぱくなっていた。
と、私の初夜を迎える前の出来事です
続きが気になれば、また書きます
このウラログへのコメント
気になるなぁ♪
でもっていい彼なんだね(^-^)
何という美しい思い出。もらい泣きしてもうた。初夜の話はここに書いたらあかん。大切にしまっておきなさい
ラジャーです。
そーいやアカ知らなかったσ(^_^;
デッカイなぁ、彼は
そんな人は希少だろうなぁ
出逢えたｲﾁｺﾞも希少だね^^
思い出、大事にしてくださいね。
いいヤツ(´∀｀*)だねー。
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