義弟さんとする・・・奇

「一対一の乱交パーティーがあるんだけど」

事の始まりはこの絵里ちゃんの一言

「はい・・・？」

えっと　乱交パーティーなのに一対一・・・？

「それって見せ合いながらって意味・・・？」

「ううん、違うよ。見せ合わないっていうか見れないの」

「・・・」

言ってる意味が　いまひとつ理解出来ない・・・

「えっとね、相手は1人なの」

「つまりは　一部屋とかに複数のカップルが集まってだよね・・・？」

「うん、そう」

「でもって、他の人達のを見ながら・・・」

「ううん、見れないの」

「えっと・・・？」

言ってる意味が　ますますわからなくなった・・・

「わかりやすく説明してくれる・・・」

「あのね、何組もカップルがいるんだけど」

「うん・・・」

この後　理解するのに３０分以上かかった・・・

っていうか　説明の仕方　悪すぎ・・・


つまりは　主催者が用意した部屋で　

複数のカップルが　えっちをするわけだけど

ちょっと　普通じゃないのが

お互い目隠しをしてることと

相手が知らない人だってこと

男女同人数が揃ったところで

主催が抽選して組み合わせを決める

主催に導かれて目隠しをしたまま御対面

そのままえっち突入

そして目隠しをしたまま別れる

最後まで相手がどんな人かわからない

ただ　体を合わせた記憶だけが残る

うん、なんか凄いよ・・・

色々経験してるけどこういうのは初めて聞くよ

しかし　こういう話を　絵里ちゃんが持ってくるとは・・・

「実に面白い会だ」

「まさか参加しようと思ってる・・・？」

「いや　面白いけど　参加はしないな」

「あら、意外なお言葉・・・」

「意外っていうか　はっきりいって間に合ってない？」

「あ、うん、まあ　そうだね・・・」

確かに　そんな会に参加しなくても

間に合ってるっていえば間に合ってるな・・・

「その会　　知って　　る」

「えっ、そうなの・・・？」

「う、うん、それ、参加　　したこと　　あん」

「したことあるの・・・？」

「あん、あの御主人　　ちょっと　動き　　」

「あ、ほいさ」　

考えたら　この状態も普通じゃないか・・・

ちあきとえっちしに来た米田さん

でもって　米田さんとえっちしてる最中のちあき

それを眺めながら　普通に話をしてるわたし

これも　十分　普通じゃないよね


「早く再開したいから手短に言うけど」

「うん・・・」

「わたしの知ってる会だったら　　主催者知ってる」

「そうなの・・・」

「ほう、それは興味深い話だ」

「よかったら見学頼もうか？」

「見学出来るかい？」

「うん、見学っていうか監視かな」

「監視・・・？」

「なるほど」

なんかちあきは納得してるけど・・・

「目隠しを取らないって決まりあるんだけど」

「うん・・・」

「必ず　破ろうとする人いるのよ」

「あ、そういうこと・・・」

「うん、そのために監視係がいるの」

「それ　頼める？」

「うん、大丈夫と思うよ」

「大丈夫なの・・・？」

「うん、個人的にお付き合いあるから」

この場合のお付き合いって・・・

きっと　えっち友みたいな意味なんだろうな・・・


それにしても・・・

迫水さんもそうだけど

この米田さんも、かなり・・・

やっぱりこれって


　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・類友？