- 名前
- ベソ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 64歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- 我ハ墓守也。
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月に想ふ
2013年04月27日 01:58
もう連休ですね。皆さん如何過ごしはるご予定でっしゃろか。
今夜も昨夜に引き続き印象的な月が出ておますな。
まるで吸い込まれそうな、魔物が棲んでいそうな、
ちょっと禍々しささえ感じさせる余りに美しい月です。
そして人は家路に着き、
食事を済ませ、風呂に入り、
更に支度を済ませて布団に入る訳ですが。
わしね、一日を終えて布団に入るあの瞬間が、
堪らなく好きなんですよ。
何とも言えない、満ち足りた、
それこそ瞬間が永遠に感じられる至福の時やありませんか。
で、思うこと。
人はね、安眠するために、
歴史を作って来たんやないか。
朝までぐっすり眠りたいが為に、
これ程までに道具を作り、環境に働きかける営みを繰り返して来たのではないのか。
大昔、草原に生まれたプロト人類が未だ定住生活を始める前、
寝るところと言えば木の上、穴倉等やったに違いありません。
そして雨風を凌げる穴倉の快適さに人類は恋に落ち、
技術が進歩してからも便利な場所に穴倉のその安心感、快適さを再現することに心血を注いだに違いあるまい、とわしは勝手に思っています。
獲物を追い求め、草原を駆け巡って疲れ果てた体を、
外敵の脅威から逃れ、一晩ぐっすり休めることが当時の我々の遠い祖先にとりどれだけ切実な願いであったことか。
風雨にしろそうです。
気象条件が悪いからといって獲物を探すことを止める訳には行きません。
当時の我々の遠い祖先にそう大量の食物のストックがあったとは思われない。
やから、雨に震え、ぬかるんだ地面を呪いながらも、我々の先輩達は狩をせざるを得なかった筈です。
寒い。体力を奪われる。
地面に足を取られて思うように進めない。
それでも、うちで待っている子供達に何か食べ物を持って帰らねばならない。
よし、父ちゃんが美味しいものを食わせてやるけんね~~~!!
そうしてハードな一日を過ごした体を、安心して休ませられる場所。
そして自分より、自分の女房や子供達が、安心して眠れる場所を提供すること。
わしは、これぞ人類の進歩の原点という気がしてなりません。
我々の先輩達は、
今夜のような月を眺めたら、
大人しく寝ていたりせず、
興奮した獲物達が夜通し騒いでいる場所に密かに忍び寄り、一網打尽にして一族郎党に振舞ったりしたんやろうか。
或いは魚たちが産卵する為に水面に上がって来たところを、すかさず網で獲ったりしたんやろうか。
そんなことを想像しました。
いや、今夜の月は怪し過ぎる。
おかしな連想をしてしまったで…
皆様ええ連休を。
このウラログへのコメント
こんなにきれいな月をみると。。。
全てに感謝…の気持ちになれますね。よい夜を。
> ♪みゅうみゅう♪さん
感謝よりわしは色々想像してまうよ、今夜の月は。
何か、凄く怪しい。MJの「スリラー」を思い出す。
もう春…
こんな月の元で未だ残っている桜を眺めたら、どんな感じやろ…
> ♪みゅうみゅう♪さん
もう連休やね。楽しい連休にしてね。
では、貴女もええ夜をね。
> 未花さん
充実してるかは怪しいけど、わしは布団に入る時は毎晩燃えカス状態よ。
貧乏暇なしですわ~
貴女もええ連休をね~
> Remi☆さん
夜更かしは肌に悪いで。
…と、わしに言われたくないよね~
月を眺めることは忌諱とも言われたけど、月を読んだ歌は多い。
やはり夜の空の主役か…
ええ連休をね~
> Remi☆さん
ええ連休初日やった?
申し訳ない。上記訂正。
月を読む → 月を詠む
いやお恥ずかしい。
では、連休の残りも楽しんでね。
> はなねさん
貴女も理解者やったか~。
そう、安眠の幸福感は堪らんよね…
やからこそ、疲れているのに眠れない時のあの焦燥感。
どうしてなんやろね…
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