- 名前
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- 年齢
- 64歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- 我ハ墓守也。
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血の報酬
2013年03月30日 15:23
欧州人と仕事をすることが増えると、否応なく気付くことがある。
仏人、独人が混ざった環境だと、表に出て来ないそれが、
独人と日本人だけになると静かに変わる。
それは、空気のようなもので、
見え難いがしかし、確かにそこにある。
我々の頭の中、意識、社会構造から「先の大戦」が消えないように、
欧州人の思考、意識、社会構造もまた、大枠は先の大戦の結果で決まった通りである。
その点、結果として「大勝」しそれがその後しばらくの「我が世の春」につながった米国人とは明らかな相違を感じる。
流した血の量は変わらぬ筈なのに…
それは国土が戦場となったかどうかの差なんやろか、と考える。
仏人がいない環境で、独人としゃべっている間に会話の弾みでその話題になると、
彼らははにかむように、呟くように、
「日独の絆は特別だから」
とか
「日独はね、シェアしてるものが違うから」
といった表現でそれに触れる。
その場合、私が必ず姿勢を正し、持ったグラスを独の友人とカチンと鳴らすのは、今日の我が国の為に散って行った英霊の為である。
個人的に、独伊との協商関係は間違いやったと思ってる。
それは、当時の歴史を今の目で振り返れば誰もが抱く思いやろう。
結果としてそれは国を壊滅に導いた。
我が国は全土を焦土にされ、建国以来初めて独立を喪失した。
その後に乗り込んできた進駐軍に国をええようにされ、憲法を始め社会構造は彼らの意のままに変更された。
その背後に、コミンテルンによる組織的な操作があり、
結果として当時の指導部が騙されたとしても、
これを間違いやったと言わずして何と言えば良いのか。
しかし。
仮に間違いの結果やったとしても、
残ったのが日独間の特別の友情やったとしたら、
私はそれを否定しない。
先輩方が我々の為に流してくださった血に感謝し、頭を垂れ、祈りを捧げることしか出来ない。
国を守って行く、運営して行く、ということが常にこうした事態と背中合わせであることを、自らが忘れないだけでなく、若い世代にも伝えていかねばならない。
その点、中韓が今やってくれていることは、またとない教材であり、我が国に「国家」としての意識を与え続けてくれていることには感謝するのみ。
独人と飲む酒は苦い。
それは血の味なんやろうか。
そして血を持ってしか購えない友情。
重い。重過ぎる。
これから独人と赤ワインを飲むのは辞めにしよう。
いや、赤ワインこそが鎮魂に相応しい酒やろうか…
欧州は苦い。
このウラログへのコメント
あれ? イタリアは? と思われた方。その通りです。日独伊三国同盟やもんね
でも申し訳ない。私、イタリア人の友人はいないんです
でも早く降伏して独軍に侵攻された国やからなあ。独人は何と思ってるんやろ
> ★MAYU★さん
ムッソリーニは結局、イタリアを掌握できてなかったんやない? 同じラテンでも仏人はロンドンに亡命したドゴールの指揮の元、激しいレジスタンスを闘ったもんね。
お疲れ様です。仏、独、伊の方々、日本人より愛国心を感じました。歴史を知り、会話に気遣い、見習わなきゃ
> ♪みゅうみゅう♪さん
そうそう、そこよ!! そこが問題なんよね。同じく「敗戦国」の立場である独伊ではしっかりと教育の独立は貫徹し、我が国のように共産勢力がええように牛耳るという事態はなかった…
> ♪みゅうみゅう♪さん
我が国の教育の左傾化というか、自虐史観の刷り込みはそれはもう、世界史的な規模と徹底で行われたもんね。独伊と日の差異はどこから? と考えると、やはり白人が黄色人種に対して
> ♪みゅうみゅう♪さん
抱いている感情、非キリスト教国であったこと、等しか考えられない。白人に限らない話しやけど、人間異質なものには距離を感じるし、優越感を感じたくなるということやろう。
> ♪みゅうみゅう♪さん
国際間で通用する唯一の言語は「力」であるという事は今も昔も変わらぬ真理
やからわしは、その辺りを言葉巧みに誤魔化して人を騙すことを意図した日本国憲法前文を読むと吐き気がする
> ♪みゅうみゅう♪さん
でも、今そんなことを言っても仕方ない。現実に我が国は中韓から情報戦争を仕掛けられており、防戦一方という現実があるんやから。米国は昔の敵やけど、今用心棒として使えるなら使うべき
> ♪みゅうみゅう♪さん
何よりも、メディアを正常化し、当たり前のことを当たり前に国民に伝える体制が出来れば劣勢は回復できる。インターネットはその強力なツールやと思うよ。教育の正常化はそれから
独の仕事の先輩が居たけど、米よりも何故かフレンドリーに接してくれたなぁ。日本を愛してた。国民性かな?
> ☆あねもね☆さん
それは理解できる話し。米国人は自分達が世界一と産まれた時から教えられるし、疑うということを知らない。独人は謙虚やし、日本とは歴史的な経緯もある。国民性と言えるやろね…
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