- 名前
- ベソ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 64歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- 我ハ墓守也。
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
全共闘世代の先輩相手に朝日新聞を正面から批判するという冒険
2013年03月24日 18:34
先日、大学のOB会があり、行って来ました。
わしの卒業した大学は学園紛争が激しい事で有名だったところで、先輩方はその最中、ろくに講義も受けずに卒業された方々も多くいらっしゃいます。
その方々にとり、朝日新聞といえばクリスチャンにとっての聖書のようなもので、その一字一句を有難く拝聴する、という人が本当にいること、今の我々には異次元の世界の出来事のようですが、実在するんですよ、そういう人達が。
その違和感というか、現実感の無さは現代の、体に爆弾を巻き付けて米軍に自爆攻撃をするイスラム教の殉教者の如くですが、我が国の思想における朝日新聞はそれ位の影響力があった時代が数十年前、確かにあった訳です。
で、そのOB会の席上で、わしはいつもの調子で朝日新聞を批判しました。それこそ舌鋒鋭く、「売国、外国勢力の手先、メディアではなくただの外国勢力の宣伝媒体、あんなものをお金払って読む人は人生を悔い改めた方が良い」云々。
そこで何が起きたと思いますか?
その会にわしが出席するのは初めてではなく、わしの愛国ぶりはある程度知られていたので皆さん、話し半分で笑って聞いてくれました。
中には「こんな奴連れて来たの誰や」とおっしゃる先輩もおられましたが、決して不愉快そうではなかった。
わしは拍子抜けすると共に、「この人達には敵わんわ」と思った訳です。
その会を終え、先輩方に2次会に連れて行っていただきましたが、その席にもその「誰や」とおっしゃった先輩がおられました。
むしろ、にこやかに。
わしはね、思いましたよ。
朝日新聞を教典視していた世代は、その過ちに既に気付いているのではないか、と。
そして我が国が中韓の傍若無人な振る舞いに日々、蹂躙されている現状に鑑み、愛国心が勝って来ているのではないか、と。
しかし、全共闘世代としては、簡単に「転向」を表明し、今日から産経新聞を購読する訳にはいかない。
それはメンツと言っても良いし、姿勢とも言えるし、生き方の問題でさえあるのかも知れない。
やからこそ、大学の後輩が正面からチョー生意気な事を言って思わず「こいつ誰や」と言わざるを得ない状況でも、許してしまう、むしろ、そうした世代が育っていることに安堵する、という心理なのではないか、と。
2次会を退けて帰り際、その先輩から握手を求められました。
わしはその手をお受けして、思わず深く頭を下げ、「生意気を申し上げ申し訳ありません。しかし私は間違っておりません」と申し上げました。
先輩は大きく笑い、私の肩をボン、と叩き去って行かれました。
その後ろ姿を見送りながら、一緒に出席した中道の同期と顔を見合わせました。
同期は「まあ、良かったんちゃう。でも途中までは冷や冷やしたで」と言われました。
ああ、何という冒険。
皆様、ええ日曜の夜を。
このウラログへのコメント
その同期はめっちゃええ奴で、在学時代からわしのSidekickのような存在でした。今考えるとわしがそいつのSidekickやったのかも。いずれにしろ持つべきものはええ友人です。わしは幸せ者です。
それにしても。
あるフレンドさんに、
「こんなサイトの裏ログに、『日教組、共産主義』といった言葉が並んでいるのに驚いた」
と言われました。
その上を行く今回の衝撃的な裏ログ。これでどうや~
お疲れ様です。あなたらしい暴れん坊ぶりですね。そして先輩も先輩、上をいってらっしゃいますね^^
> ♪みゅうみゅう♪さん
ほんまやね。敵いまへんわ、と思ったよ。
わしは先輩方の掌の上で踊っている気がしたもんね。
そしてわしは孫悟空でもない。
いや、完敗ですわ~
暴れん坊 大人になって 丸くなり?でも、握手しあえる仲になれたというのは収穫ですね、お疲れ様です。
> ☆あねもね☆さん
わしは丸くなってないと思うなあ。まあ昔のような無茶はしなくなったけど。←それが丸くなったってこと?
丸くなったと 言われて尚も 実感湧かず
コメントを書く