弱きモノ、汝の名は女なり

弱きモノ、汝の名は女なり、

今ではこういうコトバは流行らないが、

女の歴史とは、やっぱ、ハムレットが言ったとおりだろ。

ヒトのメスだけは動物で、スゴク特殊だ。


ライオンのオスは、寝てばかり、
狩りはメス同士で、子供を交えてやる、
うんで、おこぼれに預かっている、

他のオスがきたら、メスを取り上げられないように、
戦う、
ま、食い扶持がなくなるからだナ、ギャハハハ

ライオンのオスは狩り一つろくにできない、
困ったモノだ、
で、百獣王と言って、ふんぞりかえってる、ギャハハハ

ライオンにかぎらず、
動物のメスは働き者で、子供を食わせている。


それに比べ、ヒトの女は
妊娠が長時間に及ぶ、
これがすこぶる女のハンデになっている。

出産したら出産したで、ヒトの嬰児は動物みたいにすぐ動き回れない、
絶つだけでも1年猶予はかかる。

メスの仕事はオスがいなければ、どうにもなり立たない。


こういう特殊性から、
やっぱ、女は弱い立場に追いやられる。


しかし、子供が成人した暁には、その見返りは、筆舌しがたい。
子供が母を扶助する、
子供が権力を握ると、
母が太后となって、無理難題のかぎりを尽くす、ギャハハハ
困ったモノだ、


女は弱し、されど母は強し

困ったモノだ、


亭主に死なれて、子持ちの小料理屋をやっている女がいる、

女の細腕では稼ぎはしれているが、
それでもけなげに、動き回って、それなりの得意客はいる。

愛想のイイ女で、料理の腕はかんばしくないが、
愛想で帳消しになっている、

ま、ヒトはなにか取り柄があると、欠点をカバするモンだ。

客といっても、イイ客ばかりいるとはかぎらない、
カネを払ってくれれば、み～んな、客だ。

ヒトはイイが、カネを払わない客も中には入る
こういう手合いは、イイ客か悪い客か、判断に困るわな。

男はだいたい、女が小料理屋をやっているとこのに足繁く通うのは、
だいた、ま、90％以上が、下心で通う。

早いハナシ、折りあらば、やりたい、ギャハハハ

そこは、み～んな、大人、
オレみたいに露骨には言えない、

念のためにいっておくが、
オレは下品でも、ゲス出ない、ギャハハハ
行動振る舞いは、下品だが、考えてることは、上品だ、
ギャハハハ

うんで、女は取りたたってビジンでない、どこにでもいるフツーの女だ、
ま、十人並み、といったところだ。

この十人並みが、男にとっては、イイのだ、
なぜなら、
誰でも、手が届く、ギャハハハ


十人並みで、男は勝手に、股が緩いと思いたがる、
困ったモノだ、

下心があるから、み～んな、粘る。

女は、帰れとは言えない、客だからナ。


ワルイ客は、男がいるのか？
独り身では夜、寂しいだろ？
どうしている？

いらざるコトを、ネチネチ、聞き始める。

周りの男も、酔っていながらも、そういうことは知りたいから、
酔っても聞き耳をサンサン立てまくっている。

アイソーがイイ女は、これも仕事、ショーバイと割り切って、
テキトーにいなす。

ここがショーバイの分かれ道で、いなすことができない女は
落後する。
客を逃がさないで、身を守る、
なかなか、高等技術で、これはサイノーとしか言いようがない。

あるとき、


へべれけに酔った客は、とうとう、ガマンしきれなく、

オレは、毎日毎日、うまくもないこの店に通っているのだ、

オレだけじゃない、こいつらもみ～んな、そうだ、ヨタヨヤしながらいう。

あら、た～さん、
そうだったの、
もっと早く言ってくれれば、ワタシだって、考えたのに、

この意外な出来事に、へべれけに酔った男は、ギョーテン、

酔った男は、うれしさのあまりと、意外な出来事に、キレた、

ヒトは、意外な出来事に遭うと、ほとんど、パニックになる。

ま、トーデンが原発事故に遭ったら、キチガイみたいなパニックになったのと同じだナ。


酔ったとは言え、男は、あろうことか、カウンターにチンポを出した、


女は言い放ったナ、

バカにしないで、

ワタシは、まんこもった人間よ、

チンポもった人間なら、人間らしくしてよ、




ギャハハハ