（ｵﾓﾃの続き）Hｼﾘｰｽﾞ★人の命を「そんなことどうだっていい」？？？

「でね、ゆりさん。私も親父の手前もあって、一旦委員は辞任しました。
でもA団体からいつでも復帰してと要請もあるし、数日前にはA代表や東京広報部長と会って話もしてます。A代表も東京広報部長も、あの状況下でも私たち親子を守ろうとしてくれました。
しかし彼らも人間、これまでと違って反撃のチャンス到来となってつい焦ったんだろうと理解しています。私もA団体に対してはこれまでと何も変わらず接触するので安心してください」。

私も返信した。「D実ちゃん。お父様がブーブー怒る元気だと聞いて安心しました。
ともかくも今はお父様の安泰が一番です。私が心配なのは、警察がまた何かお父様に負担かけることを仕出かすのじゃないかということ。今回のことでも万一のことがあったらどうする気かと思いましたよ」。

D実ちゃんから返信が来た。
「ゆりさん。万一のことがあってもサツはどうもしませんよ」。
「私は、所轄に苦情を言いに言って、親父が心臓弱くて倒れたことも言ったけど、
ある警察官は『そんなこと知らない。そんなことを気にしていたら犯人逮捕はできない』と吐き捨てました。そんなもんです」。

そんなこと？人の命が「そんなこと」って？
しかも犯罪に関係ない話なのに「そんなこと」だって。

読んでいるうちにまたまたムカ～と気分が悪くなってきた。
それを言った警察官にも家族がいるんだろうに。
他人の家族の生命に関わることを「そんなこと気にしない」だとーーーっ！

D実ちゃんのメッセは続く。「ゆりさん、つまり警察も焦っているんですよ。親父を人質にしてまで私を大人しくさせようとしています。親父は心臓悪いくせに結構威勢がいいですからね。警察の甘言を間に受けもしてませんよ。警察の所業は公にしようかとも言っています。ただ、無名の一般人が自らをマスコミの前に出して公人になるのも精神的に負担がかかる。どうしたものかと本人も心が定まらない状態なんですよ」。

そうだろうな。公人となるには覚悟がいる。
できれば無名の一般人のほうが身動きが取りやすい。