- 名前
- プレッソ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 60歳
- 住所
- 宮城
- 自己紹介
- 自分で言うのもアレですが… 奥手なんです(;^_^A 情けないけどテクニックはありま...
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あの時、会えていたら…(2)
2011年11月14日 06:48
彼女が家を出ようと玄関に行くと、何故か親父さんが待っていたそうです。
「こんな時間に何処へ行くんだ?」と問い詰められ、彼女は「好きな人に会いに行くんです。」と答えたそうです。
すると親父さんは「こんな時間に呼び出す様な男は怪しからんお前を行かせるわけにはいかない」とと車の鍵を奪われてしまったそうです。
彼女は泣いて訴えても今回ばかりは許してくれませんでした。
彼女の親父さんは自営で何十人もの人を使う会社を経営し、昔の職人みたいに頑固者。家では逆らう人は居なかったんです。
娘可愛さからか、昔から門限もあり彼女は友達とも自由に遊ぶ事も出来ず、だんだん孤立して行ったそうです。
妹は学生の頃、ヤンチャしてた悪ガキでしたが、小さい時から苦労して育ったせいか根は本当に優しい奴で、孤立していた彼女に自ら声をかけ仲良くなったみたいです。
その妹も彼女の親父さんは怖い人だとビビっていました。
朝になり親父さんが出かけた隙に、彼女は奪われたを探し出して妹に連絡を寄越したんです。
部屋で泣いていると、親父さんが…
「その男の事は忘れなさい。
お前には婿をとりこの会社を守ってもらわなくてはならないんだ。分かってくれ
それに、お前にその男を紹介したアイツとも縁を切りなさい
それは一番お前が幸せになる方法だから…」と言ったそうです。
あとから分かった事ですが、親父さんは彼女のにが来ると自分のに自動転送する様に設定していたんです。だから俺と会おうとするのを知って玄関に居たんです。
その話しを聞いて、俺は彼女にをしました。その内容は親父さんが読むのを前提として…
自分の彼女に対する気持ち、もし婿をとる考えなら自分は今の仕事を辞め、親父さんの会社に修行に入り頑張って行きたいと書きました。
すると、彼女から返事が着ました。親父さんの代わりに彼女が代筆するからと…
『君は、いったいどんな仕事をしてるんだ?
失礼だが、君の働く会社の規模は?その歳ならそれなりの役職に就き、責任をおう様な仕事をしているんだろう?
年収はいくらで、貯金はいくらある?
借金はないだろうな?
身長、体重は?
その歳で独身だなんて、何か特別な理由でもあるんではないのか?
女遊びはしてはいないのか?まぁ、夜遅くに娘を呼び出そうとした男だから、信用は出来ないがな』
自分は当時、小さな町工場の工員で役職などありませんでした。不景気の煽りをもろに受け、給料も下げられ借金がありましたから、貯金など持てる余裕すらありません。
背も低く、デブなので見た目も悪いく、自分に自信が持てず、好きになっても恋に結び付きませんでした。
前日寝ていなかった為、問われた答えを細かくに書いて居るうちに、いつの間にか寝落ちしてしまい、気づくと朝になってしまいました。
仕方ないので仕事に行き、終わって返事が遅くなって申し訳ありませんと付け加え、質問の返事を送りました。
しばらくして返事が着ました。
『いくら待っても返事を寄越さないのは、やましい事があるからに違いない!
そんな男には、大事な娘をやるわけにはいかない
娘には、自分の一番弟子と一緒にさせるから諦めなさいもう連絡して来るな』と書いてありました…
それから、彼女にしてもエラーになって届かなくなりました。おそらくアドレスを変えてしまったのでしょう…妹もアドレスを教えてもらえなかったそうです。
俺の恋は終わりました…
数ヶ月して彼女が婿をとり会社を引き継いだと風の便りで聞きました。
…………………つづく
このウラログへのコメント
> ミィーさん
それは辛い思い出だね
でもね、今のパートナーがミィ~さん…貴女を愛してくれてるなら、それが本当の幸せなんだと思いますよ
> ゆり.さん
一人娘で箱入り娘として大事に育てたんでしょうね…
溺愛するにも限度がありますけどね…
はい、続きます
日付変わったら直ぐにアップするつもりです。
> ゆりひめさん
泣かないで下さいよ…
□∈(^_^;)ハイ、涙拭いて…
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