【妹ラブ！】筆者には京都の地見が少ない

兄が修学旅行の自由行動の日、妹は……。

暇なのだっ。
当然ながら授業中。授業内容なんて気もそぞろなのだ。
お兄ちゃんに何が起きてようとも、授業時間は流れるのだ。
くしゅん。
秋はちょっと寒いのだ。誰かが噂したからくしゃむなんて馬鹿でアホなのだっ。
指されたのだ。
そつなく答えるのだ。
わたしはお兄ちゃんの妹なのだ。こんな問題屁でもないのだっ。
休み時間なのだ。
友達ちゃんが来たのだ。
「今頃お兄様はどうしてるんでしょうかですわ」
友達ちゃんもお兄ちゃんの心配なのだ。
「あんまり噂してると、お兄様くしゃみしてしまいますわね」
お兄ちゃんは単純じゃないから、そんなくしゃみはしないのだっ。


ぶえっくしゅん。
「ちょっと～。風邪なの？べっ別に看病したいとかじゃないけど」
「兄くんは不馴れな街は体調崩しちゃうのかな～」
うーん。ただのくしゃみだよ。

ちゃんちゃん