【妹ラブ！】エッチなのは？

さあ。


いよいよ明日から修学旅行だの日。
よし。準備万端！
忘れ物は……なし！
よーし。明日も早いし、風呂入ろう。
入った～。
上がった～。
旅行中に何があるかわからないから剃るもんは剃ったよ～。
お肌ツルツルだよ～。
べっ別に何が起きるとか期待してないんだからね。
部屋に帰ると妹がいた。
まるで夫の帰りを待つ妻のように正座している。
「お兄ちゃん」
潤んだ目で見つめられる。
なんだい？
答えを知ってて、妹にきいた。
「これからの一週間、寂しいのだ」
うん。
「お兄ちゃんが旅先で云々よりも、お兄ちゃんのいない時間と場所が、単純に寂しいのだっ」
うん。
「だから、一週間分、お兄ちゃんをわたしに刻みつけて欲しいのだっ」
妹は真剣な眼差しで言った。
わかったから立ってよ。
「立てないのだ」
へ？
「痺れたのだ」
抱き起こせってわけか。よっこいしょっと
むぎゅうう！
しがみつかれる。
あーれー。

「そういう事っすか」
廊下で立ち聞きして、兄妹の秘密を知ってしまった新進気鋭ちゃんだった。

ちゃんちゃん。