【妹ラブ！】がんしゃ

お題にそぐわず、今日も素直なツンデレちゃん話。
「うーん。楽しんでくれてるけど、なんか複雑な心境ね。いつものあたしと素直なあたし。どっちを楽しんでも、なんだか釈然としないような」
と悩んでみたものの、彼はニブチンなのでそんな悩みに関せずだった。

「ほらさっさと一緒に帰るわよ。放課後は遊ぶんだからっ♪」
放課後は商店街で素直なツンデレちゃんと目一杯遊んだ。ゲーセンで太鼓ゲームをノーミスクリアするのはさすがに引いたが(笑)

夕暮れ。
「今日は楽しかった～！」
高台の公園で夕陽を背に伸びをするツンデレちゃん。
なんだか可愛い。
「ねぇ、どっちが良かった？」
おもむろに尋ねられる。
ゲームならば選択肢が出てきてそこから分岐しそうな気がした。
どっちも良いな♪
僕はそう答えた。
「もう！優柔不断なんだから。でもあなたのそういうところがす……良いなって思うよ」
怒ったりにこやかになったり忙しいな。
「かっ、勘違いしないでよね。優柔不断がもろでを挙げて良いことってわけじゃないんだからね。あなたの優柔不断があたしに合致しただけなんだからね」
またいつものツンデレちゃんに戻ったようだ。

ほんわかな放課後だった。

一方その頃、さいばとろん戦士達は……じゃなくて。
「お兄ちゃんどこなのだ～。一緒に帰るのだ～」
またも屋上でとほほだった。

ちゃんちゃん