【妹ラブ！】マッサージ

まだ兄妹が幼い日の話し。
「ひぎぃ！ああああっ！」
ものすごい物音でふたりは目を覚ました。
「いぐうう！くいぐうう～！ひぁぁ！そこ、そこよぉ！」
母のアノ声だ。
父さん、母さんに何をしたんだ。
と兄は思った。
「マッサージなんだぞ♪」
と、父。
当時流行りの足裏マッサージを母に試していたのである。
「あらあら、すごいわ。脚の疲れがとれたのよ～」
母は軽やかに動き回った。
「今度は父さんに」
「いや、俺はいいんだぞ♪座り仕事なんだし……」
「いやいや。お礼も兼ねて、ね。いっぱいマッサージしてあげるわよ～」
ごごごごニコニコニコニコごご……
「はぅきゃう！」
ものすごい痛そうな父だった。
いかがわしい事でなくて、安心したのか、兄妹は再び就寝した。

「うぉ～チカラがみなぎって来たー！母さん、今夜は寝かさないぞっ」
「あらあら、わたしもよ。もうウズウズしてたまらないの。いっぱい壊して、壊れて♪」
……あれ？

ちゃんちゃん。

おっぱぃぷるんぷるん♪
ぴよぴよぬいぐるみのアラームが誤作動して妹はいち早く起きてしまった。
ぶるんぶるん！ぶろろろ～！
ものすごいバイクの疾走音が聞こえた。
「うるさいなのだ」

「ヒャッハー！やはり夜の爆走は肩こりに効くわ～！」
珍走はいいんちょだった。巨乳特有の肩こりに彼女は悩んでいるのである。

今度こそちゃんちゃん！