【妹ラブ！】マンネリを打破！

「こんばんはっ。素敵な朝ね。今日はあなたと朝一番で逢えて嬉しいわ。素敵なスクールライフにしようねっ♪」
どうしたんだツンデレちゃん。悪い物でも食ったのかな？
「べっ別に……マンネリ打破よマンネリ打破！だから今日は素直なのよ」
そっかぁ。ツンデレちゃんの素直な気持ちをかいまみれるのかぁ。楽しみだなぁ。
「だから今日は一緒に登下校よっ」
手をぎゅう～。
はわわっ。



「さあ、昼ごはんよ。学食へゴー！」
いや、僕弁当作ってあるし。
「一度学食食べる体験して見たかったのよね～」
無理矢理連れて行かれる。

「値段の割りに豪華ね。さすがは学食。場所取りサンキュー」
ツンデレちゃんは二人前の定食を持って来て微笑む。
「おーほほほ！シモジモの者達はこの程度で満足なのですわ。愚かですわ～」
「げ！」
ツンデレちゃんの天敵。友達ちゃんだ。
「そういうあなただって学食の椅子に座ってるじゃない。成金」
「おーほほほ。よく見るですわVIP席ですわ。たまにはメイド料理ではなく、シモジモの食事を食べて見る苦行ですわ」
手作りの三角コーナで「VIP席」とした友達ちゃん。
「げ！お兄様。どうしてここに。恥ずかしいところを見られちゃいましたわっ」
たじろぐ友達ちゃん。
「そういう自覚はあるのね。……あたしの勝ちよ」
何が勝負かわからないが、ツンデレちゃんは嬉しそうだ。
そうだ。せっかくお弁当も作ったんだから、みんなでわけあおう。
「さらに豪華になるわね。シモジモの庶民の幸せ～！」
ツンデレちゃんは素直に喜ぶ。調子狂うなぁ。
「お兄様の手料理！たまらないですわ。いただきますわ」
学食って美味しいね～♪

一方その頃。
「お兄ちゃん、どこ～？なのだっ」
自炊派の兄が学食にいるとは考え付かず、屋上でとほほな妹なのだった。

ちゃんちゃん