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官能小説です
2011年04月01日 23:53
仕事一筋~第3話
行きつけのバーで
「LA行きが早まりました」
電話越しの武人は静かにつぶやき、
話したいから会いたいと言った。
翌日、行きつけのバーで待ち合わせた。
先に着いていた武人が、
落ち着きなくタバコを吸っている。
武人は翔子を見ると、いたずらを見つかった子供のように
急いでタバコをもみ消した。
「消さなくてもいいのに。もしかして未成年?」
翔子がちゃかすと、武人はむっとした。
「子供扱いするなよ…」
そして武人は言った。
「LAについてきて欲しい。正式に恋人になろう」
「一つめの件は、今は無理…でも、二つめの件はOK」
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逞しい手のひらで…
武人は家に入った途端、玄関口から翔子を求めてきた。
我慢の限界を超えた23歳の肉欲は、
想像をはるかにしのぎ荒々しかった。
初めて触れる彼の唇は柔らかく瑞々しかったが、
感触を味わう間もなく、
彼の舌は翔子の唇をこじあけ狭い口内を雄々しく支配した。
翔子も負けじと彼の舌を自分の舌で絡めとる。
湧きあがる互いの唾液の混じり合う音が、隠微に響く。
ブラウスのボタンを、もどかしそうにはずす武人。
「暗く…」
「嫌だ。翔子のすべてを目に焼きつけるんだ!」
ホックをはずす間も惜しみ、
武人はブラジャーの下に手を入れてきた。
翔子の弾力のある胸は、
武人の骨ばった逞しい手のひらでぐいぐい揉まれた。
「全部見せて…」
武人が下着をはずしにかかる。
いつの間にか翔子の華奢な体は、すっぽり武人に包まれていた。
翔子の柔らかい太腿を押し広げ、
唇を秘部に押しつける武人。
さらに彼の舌先は敏感な蕾を器用にころがし、
分け目の間にも侵入してしつこいほど愛撫した。
翔子があまりの快感に頭が真っ白になりかけた時、
武人はたぎった自身を深くゆっくりと挿入してきた。
突き上げる彼の情熱に呼応して、
翔子は切ない声を上げながら何度も昇りつめた。
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女の自信
一ヵ月後、武人は旅立った。
たいてい二人はウェブカメラで連絡を取り合った。
「翔子、若返った?」
カメラ越しに武人が言う。
翔子は、極上の笑顔を武人に返した。
実は翔子は、化粧品やボディケア用品を一新したのである。
美容効果があり、
さらに男性の欲望をそそるという魔法のような商品。
翔子には、これまで以上に男が寄ってきた。
武人に愛されるための努力が、
翔子に女の自信を取り戻させたのである。
もちろん、すべては武人のため…。
だけど…彼に自分を届けられない不満を
うっかり近場で発散してしまったら?
ふとそんな思いがよぎる時、
翔子は首を横にふってイケナイ妄想を追い払った。
三回に続いた話はこれで終了です
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