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仕事にしか興味のない女
2011年03月23日 16:22
今日も官能小説です。
翔子は35歳だが、
若々しい容姿のせいか20代に見られることもあり、
言い寄る男性も少なくない。
しかし翔子が誰にもなびかないので、
「仕事にしか興味のない女」と思われている。
翔子には、男を寄せつけない理由があった。
実は3年前、結婚まで考えていた恋人に、
こっぴどく振られたのである。
それ以来翔子は、恋愛に対して純粋な期待感が持てなくなっていた。
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一陣の風
そんな乾ききった翔子の日常に一陣の風が吹いた。
きっかけは、LA支店に配属される新人の教育を
まかされたことにある。
翔子の部下は23歳の営業マン、鈴木武人。
同期の中では一番優秀だという理由で抜擢されたらしい。
確かに武人は何事においても優秀だったが、
一度だけ大きなミスをした。
武人がスポンサーに提示した納品日に制作側がノーを出し、
大手スポンサーと人気クリエイターの間に挟まれ、
武人は身動きがとれなくなったのである。
翔子は仕方なくクリエイターに、
納期を早めて欲しいと直々に頼みこんだ。
そして軽々と要求は通った。
実はその男性クリエイターは、
密かに翔子に憧れていたのである。
そんな事情を知らない武人は、
いつしか翔子を女神のように崇めるようになっていた。
--------------------------------------------------------首すじをゆっくりと…
武人から見る翔子は、常にクールだった。
しかし、ふとした瞬間に見せる憂いを帯びた表情に、
たまらなく色気を感じることがあった。
翔子はいつも長い髪をアップにしているのだが、
白くて華奢なうなじに繊細で悲しげなものを感じる。
あの…首すじに触れてみたい。
すべらかでありながらも、
微かに指にはりつくような湿り気を帯びているに違いない。
武人はそんな夢想を繰り返した。
「トラブル解決のお礼もかねて今度おごらせてください」
ついに武人は、翔子を誘った。
翔子は驚いた。
部下としてしか見ていなかった武人。
しかし、よく見れば彼の潤んだ黒目がちな瞳は無垢で美しく、
反して体つきは細いながらもたくましく色気がある。
その夜、翔子は夢を見た。
誰かが耳元に優しく舌を這わせている。
あごから耳にかけての線がシャープで美しい。
見覚えのある顔…。
彼の濡れた舌は熱い吐息とともに首すじをゆっくりとすべり、
翔子の胸の谷間に達した。
「いつも見ています。服を着ていても、
この体のラインは男心を疼かせるんです…」
男は骨ばった人指し指の先で、乳輪を転がすようにくすぐる。
「あっ…」
思わず声をあげて、翔子は目を覚ました。
翌日、翔子が武人のデートの誘いを承諾したことは言うまでもない。
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