男は３回のセックスで本命の女を判断する?!（４）

知人の男性Ｂ（29歳）も、やはり、セックスの相性を３回ほどで判断、それが原因で彼女（34歳）と別れたのだという。

「前の彼女は美しくて、面白くて、仕事もできて、憧れの女性だった。だから、付き合えた時はうれしかったし、最初のセックスまでの盛り上がりは自分の恋愛史上最高！ 　でも、初セックスは緊張し過ぎたし、酔いもあったせいか、挿入中に萎えちゃった。それ以来、どうしてもスル気になれなくて。彼女にせがまれ、３回目まではがんばったものの、すべて尻すぼみ。そのうち、今の年下の彼女（22歳）に出会って、軽い気持ちでセックスしてみたら、ラクだし、気持ちがよくて。２人を比べてみたら、年下の彼女のほうが性格の相性も波長も合うし、一緒にいてラク。年上の彼女は何かと厳しいし、考え方もオトナすぎるし……って、どんどんアラが見えてきて。オレには合わないや！と判断した」

　ち、小さいし、安っぽい。それに、……理不尽だなぁ。でも、これが多くの男の等身大の姿なのだろうか。

　ＡくんとＢくんはそれぞれ事情もあるだろうけれど、いくつかの共通点もある。それは、２人とも彼女が年上の30女、しかも聡明で美しい人だったこと。たぶん、美しい30女＝セックスにも慣れているという過大な期待があったのだろうし、また、逆に慣れていそうだからこそ、緊張もしてしまったのだろう。ようするにセックス前に男子が抱く、ファンタジーと現実とのギャップがあまりにも大きかった→落胆した。

当事者ならご存じの通り、30女だからといって、必ずセックスに長けているなんてコトは全然ないのにね。

それから、２人の男の性質の共通点は「諦めが早い」こと。コレはセックスに限らない、現代男性の特徴。恋愛を育むのに必要な、体力、気力、忍耐力が持てないみたい。考えれば考えるほど、どうやら、「男は３回のセックスで本命の女を判断する」説は真実らしい。

「この二人の男性とも、美しい30女＝セックスにも慣れているという過大な期待があったにもかかわらず、実際はそうではなかったために落胆も大きかったんだろうなと想像できますね」