オモテの続き

11月末の週末、大阪に来た社会問題を考えるNPO代表Ｃさん、Ａ団体会員S澤さんとお茶を飲みに行った。

元はといえば、Cさん団体の機関誌のネタにしようかという漠然とした思いもあり「アジア情勢報告会」に参加したのである。

Cさんお気に入りのﾏﾚｰｼｱ料理店でワニの味噌煮なる不可思議なものを食べつつ、11月ｱｼﾞｱ情勢報告会での話をして、ｱﾎﾏｽｺﾞﾐと遭遇したのも話したところ…Ｓ澤さん曰く「Y地ｼﾞｬｰﾅﾘｽﾄという名前は知っています。ｱﾎﾏｽｺﾞﾐとは以前の会社での先輩後輩の間柄で、今でもお世話になっているそうですよ」と。

私は（さっすが情報通のS澤さん。しかし世間は狭いもんだな）と思いつつ聞いていると彼は話を続けた。
「Y地ｼﾞｬｰﾅﾘｽﾄとゆりさんが顔見知りになったから奴は不安を感じているんだと思いますよ。Y地に自分のやっている事、名古屋のｽﾄｰｶｰ男Ｍを煽っている事やその他の好ましくない行いを言われたらどうしようとね。ｱﾎﾏｽｺﾞﾐ君から見れば意外な現象になりだしたなというとこか」。

ｲﾀｽﾞﾗ好きなCさんが笑い出し付け加えた。「ｱﾎﾏｽｺﾞﾐ君もまさかこんな形で絡むとは思わなかっただろうな。これからの展開が楽しみ楽しみ＾＾」とやたらに面白がっていた。

私が気になったのはS澤さんの表情である。
いつもは快活な笑みを浮かべる彼であるが、
そのときの笑みは明らかに冷徹なｻﾃﾞｨｽﾃｨｯｸなニヤリとした笑みだったのである。　

「S澤さん、ｱﾎﾏｽｺﾞﾐを憎んでる？これまでの経緯だけじゃなくて、I美ちゃんに接触してきたから。大丈夫だって。I美ちゃんには口を酸っぱくして言い含めたんでしょ？」と私が尋ねると、S澤さんは白ﾜｲﾝを一口飲んでからゆっくりと話し出した。
「I美は人懐っこすぎる部分があるし、最近失恋したんですよ。
その心の隙間に付け込まれたら何をされるかわかったもんじゃない。骨の髄までしゃぶられるに決まっている」


・・・去年の秋頃、ｱﾎﾏｽｺﾞﾐはどこでその存在を突き止めたのかS澤さんが妹のように大事にしているＡ団体会員のI美ちゃんにメールを送ってきたそうである。I美ちゃんは「A団体を好意的に世間にｱﾋﾟｰﾙしたい」という文面に惹かれ何回かメールでやり取りしたそうである。数回目かで「会って話したい」とのｱﾎﾏｽｺﾞﾐからの要望があった時点でI美ちゃんはS澤さんに話したらしい。S澤さんは血の気が引く思いで、ｱﾎﾏｽｺﾞﾐがどんな奴でどんな所業をＡ団体にしてきたのかを話し、絶対に接触しない事を約束させ、彼女はS澤さんの言葉に従ったらしい。


「ｱﾎﾏｽｺﾞﾐの奴、ｽﾄｰｶｰのＭが役に立たなくなってきたんだろうな。また何かしでかすんじゃないかな。当たって欲しくない予感だけど、東京の*ﾁｶﾞｲ女Ｋ林、あれと組んで何かするんじゃないかな？」

K林さん、東京で私とCさんが会ったことがある。

去年春に、CさんHPに投稿をしてきたのをきっかけに、
東京に行った私・Cさん・K林さんの三人で食事に行ったのである。以前にも会ったことがあるＣさんによると、彼女はＡ団体とＢ団体分裂の際に、「Ｎ田さん（かつてのB団体幹部）が好きだからＮ田さんがいる団体を選ぶ」と言ってＢ団体を選んだ女性である。精神的に不安定で、Ｎ田さんを一途に好きなのはともかく、Ｎ田さんに迷惑をかける行為もしばしばあったらしい。
「もうすぐＮ田さんと結婚するつもり」「Ｎ田さんは私に子供を産んで欲しがっていると思う」などと、Ｎ田さん自身がまったく関知しない話を言いふらしたり自分のHPで書いたりするため、Ｎ田さんは逃げまくりだったそうである。

私は去年の夏、東京に行った昼と夜で、K林さん、Ｎ田さん達と食事をした日々を思い出した。

（続く）