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最上階に着くまでに

2011年01月10日 12:28

今日は。

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  ●ちゅくちゅくと卑猥な音を…

  「そろそろお昼にしよっか」
 「うん、そうだね!」

  久々のデート
  街中にあっても一際目立つ21階建ての超高層ビルに、
  わたしたちはいた。

  わたしの名前は若月桃子
  彼は小野田誠一。セイちゃん。

  わたしたちは高3の夏から付き合っている。
  今年でふたりは24歳になる。
  たまにケンカもするけど、別れたことはない。
  高校時代も今も、周りからは「癒し系カップル」と呼ばれている。

  わたしたちは全く異なった職種に就いていて、
  勤務形態も違うことから、なかなか休みが合わない。
  大学卒業後はデートさえ、2ヶ月に一度できるかできないか。

  今日はその中でも、一日中一緒にいられる貴重な日。
  朝から街に繰り出して、
  何を買うわけでもないウィンドウショッピング
  これ似合う?うん、可愛いよ。
  あ、あれ可愛い!どれどれ?え~そうかなぁ…
  という何気ない会話がとても楽しい

  1階から6階までを占めている若者向けのお店を順繰りにまわって、気づけば正午をとっくに過ぎていた。

  「最上階にスカイレストランがあるよ。そこでお昼にしない?」
  「ステキ!はやく行こ!」

  彼の手を引いてエレベーターボタンを押すと、
  すぐに扉が開いた。

  「ちょうど良かったね」

  顔を見合わせてニコリ
  こんなちょっとしたことでも嬉しく感じられる。

  「うわ~!!すご~い!」
  エレベーターはガラス張りになっていて、
  街を行き交う人や車がミニチュアに見えた。

  ここは6階。
  きっと最上階からは市街が見渡せるのだろう。
  それを思うと、今から心が踊る。

  しかしエレベーターの扉は閉まったものの、
  うんともすんとも動かない。
  不思議に思って振り向こうとすると、
  それを阻止するかのように後ろから抱きつかれた。
  横を向くと、キスされた。

  「セイちゃん!?ダメ…こんなところで…。誰か来ちゃ」

  来ちゃうよ、と最後まで言えなかった。
  再び彼の唇に襲われたから。

  そのキスは長く、わたしの舌は彼の舌に絡めとられ、
  ちゅくちゅくと卑猥な音をエレベーター内に響かせた。
  キスしたまま、彼の手はわたしの体のラインをなぞり、
  少しだけスカートをまくってふとももを撫でる。

  周りからは「癒し系」と呼ばれているけれど、
  ふたりきりの時の彼は全然癒し系じゃない!
  エッチなことが大好き
  人目のつかないところや暗闇に行くとすぐ抱きついてきて、キスしたり、体を触ってくる…。

 エレベーターの中でさんざんじらされた私の身体は、
  セイちゃんが欲しくてたまらない。
  ふたりとも熱い気持ちを抑えきれずに、ホテルへ向かった。

  さっきまでいたエレベーターと同じような、
  ガラス張りの部屋をセイちゃんは選んだ。

  後ろからわたしを抱きしめる彼は、
言葉攻め大好きだ。

  ガラス張りの際に立って、
  「モモの下着、みんなに見られちゃうよ」

  いつしかスカートはたくしあげられ、
  わたしのパンティーがあらわになっていた。

  わたしは顔と秘部が熱くなるのを感じた。

  彼は下着越しに、わたしの感じるところを撫でた。
  すでにできてしまった染みを教えるかのように指でなぞる。
  それがとても恥ずかしかった。

  クリトリスに触られ、出そうになる声を我慢すると、
  その分敏感になった。

  わたしの息があがると、足のつけ根までパンティーを脱がされた。
  見えそうで見えない半脱ぎ状態の秘部に、彼の指が伸びる。

  触られた瞬間、声が出た。我慢できなかった。
  それから先、彼の指が動く度に体がぴくんと跳ねた。

  薄目を開けると、ガラスには自分の感じている顔や、
  彼に触られている場所まで映し出されていた。

  新たに溢れた蜜を、彼は丁寧に塗りこむ。
  入口を何度も愛撫され、
  わたしもすっかりエッチな気分になってしまった。

  彼は素早くスカートの乱れを直して、
  わたしの隣に移動し、扉の方に体を向けた。
  わたしはスカートの中でそのままになっている
  下着が恥ずかしく、ガラスの方を向いたままでいた。

  抗議の目を向けるが、彼はそ知らぬ顔。
  それどころか彼の指は躊躇うことなく、私の中に入ってきた。

  たっぷり愛撫されたわたしの中はトロトロで、
  彼の指を拒否するどころか、逆に奥へ奥へと導いた。
  ゆっくりと上下される指に合わせて、
  卑猥な音がスカートから漏れる。
  わたしの一番感じやすい部分を重点的に刺激され、
  足がガクガクした。

  この行為と音に誰も気がつきませんように。
  そう祈りながらも、自分の息でうっすらと曇る目の前のガラスと同様に、
  だんだん頭が真っ白になっていった。

  「そんなに気持ち良かった?」

  ニヤニヤ顔。いじわるな笑み。わたしは無視した。

  「声出さないように頑張ってるモモの顔、すごく可愛い。
  夜もたくさん見せてもらわなきゃな。
  それとも今からもう一回、する?
  今度はエレベーターでもしてみたいな。」

  さすがに無視できなくて、わたしは彼の脇腹を軽くパンチした。


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 いかがですか?想像してみましたか?

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