そろそろ[彼女]について書いてみるか

昔、チャットをやっていた時期があった。

僕が当時利用していた場所は、アダルト小説の投稿がメインで、チャットはおまけだった。


[彼女]とは、そこで出会った。




僕はある日の夜、見慣れない名前を見かけ、すぐ入室した。

２ショットの部屋ではないが、その夜はたまたま[彼女]だけだったのかな。



話を聞くと、[彼女]は入院中で、妊娠中だと分かった。

いつも通りの冗談で、[お見舞いにでも行きますよ～]って言って笑いをとって。

でも彼女は[別に来ても良いよ]って言った。



最初は互いに冗談半分だったと思う。


僕も興味本位だったし、ただ面白い話が聞ければ良いと思った。



２ショットチャットへ移動し、メールアドレスを交換。

色々大人な話もした。



僕は冗談半分で休みをとる日取りを決め、冗談半分で約束をする。

冷やかしでも、知らない街で迷子…もとい、散策をするのは好きだから、別段興奮もしていない。




そういえば[彼女]とチャットで出会ったのも、まだ寒い時期だったな…。



仕事もせずぶらぶらとしていた自分

年明けに覚悟を決めて、渋谷の職業案内所に何回か通い、不安の波に流されぬ様に、１つ 面接する仕事場を決める。



当時は、こんなに長く自分を必要としてくれるなんて思わなかった、今の仕事場。



いわゆるアレが 転機 というヤツだったのだろうか



勤続年数が増える度に
[彼女]との出会いを思い出す




少しずつ…少しずつ書いていこう

決して忘れぬ様に