興味が・・・・

もう僕は下着フェチでも
なんでもない。

女性の裸ですら・・・
僕にとっては
どうでもよくなってきた・・・

このまま興味を失ったら
男として・・・
人として、生きている
意味すら失ってしまう
のかもしれない

そこに「心」が無ければ
下着だろうと裸だろうと
もう「物」でしかない

もう何もかも失くして
しまったようで
抜け殻のようで

それでも「気持ち」のこもった
「体」を求めてしまうのは
虚無への恐怖からだろうか？

ある意味、もう何も失うものは
無いのかもしれない

ただ「本当に願うもの」
にもう一度出会いたい
出会えるかもしれない

そんな儚い期待だけが
細々とした命を
つなぎとめているような
そんな感覚に襲われる

単なる遊びじゃなく
単なる体を合わせる行為じゃなく
心も体も一つに解け合う心地よさを
僕は知ってしまったから

もう二度と手に入らないかも
しれない事もわかっていながら
それでもやっぱり望んでしまう

そんな人間、バカですか。

願いはたった一つだけ。
体も心も愛したい、
愛し合いたいだけなのに、
それはとても遠く
まるで地上から見ている
かすかな星の瞬きのよう

重なる事がこんなにも
難しくて、重ねられない事が
こんなに辛く苦しいものだ
なんて、切ないものだったなんて

僕は知らなかった

切なさや寂しさや
苦しさや難しさだけを
知って、もう二度と
味わう事が出来ないとしたら

それはとても酷なことなんだろう。

生きているうちに
まためぐり合えたら
自分の全てを捧げても
守り抜きたい。