デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

あの日から15年・・・

2009年11月03日 10:16

もう過激な無修正動画を見ても
何も感じなくなってしまった。
ただ動物の動きにしか見えない。

どんなに綺麗で可愛くても
どんなにセクシーでも
人間という動物のメスでしかない。

自分自身も人間という動物の
オスでしかない。

自分で思うほど幸せではないし
自分で思うほど不幸でもない。

けれど、もうエロス
自分を動かす事は出来ない。

ただ一つ、自分に負けたくない
そう思うのは強かった過去の
自分がいるからだ

記憶は時として残酷

幸せと感じた事さえ
本当の事と思えなくなる

そして思い出す事は出来ても
もう二度と感じる事は出来ない

夢であるなら夢であって欲しい

いつかいい思い出になるなんて
そんな無責任な言葉では
なんの支えにも慰めにもならない

好きな人と愛し合う事さえ
寄り添う姿さえ
哀れな姿に見えてくる

ここから先
ただ時間の流れに身を任せて
進んでいった先に出会う何かが
幸福だろうと不幸だろうと
それを受け入れる心は
真実ありのままを受け入れないだろう

歪んだ認識はありのままの姿を
けっして受け入れる事は無い
鏡の中の虚像のように

あの時感じた幸せは
失くしてから気が付いた
認識した瞬間から幸せは不幸に変わった

他の誰でもなく
失ったあの人
失ったあの時間でしか
創り上げる事が出来ない世界

それから過ぎてゆく時間は
苦しみの掛け算となって
時が経つほど大きくなっていった

あの日から今日でちょうど
15年になる。喜びと苦しみに
満ちた日々。喜びが半分。苦しみが半分。

幸福と不幸の量が同じなら
もう苦しみからは解放されても
いいはずなのに心の傷はいつまでも
風化することなく頑固に居座り続ける

失くしたくても失くせないのは
自分の存在
自分の居場所
自分の価値がここにあるから

世界を変えるのは
自分の認識次第だと
わかっているはずなのに
変えられない変わらない

知れば知るほど
解れば解るほど
虚しさだけが広がってゆく

そしてついに
性欲すら
人への興味すら
見失ってしまった

それでも鼓動が生きている

熱い心で熱い瞳で過ごした日々に
焼きついた思い出は
冷えた心で冷えた瞳では
けっして塗りかえる事は出来ない

百万光年孤独を覚悟しても
ほんの少しのかすかな光でも
この冷めた心に届く事を
信じる事だけが
自分に負けない唯一の方法なんだろう

このウラログへのコメント

まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

月乃

  • メールを送信する

月乃さんの最近のウラログ

<2009年11月>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30