見せ合って・・・は

チャイムが鳴る・・・
彼の会社の人が来る・・・
彼はわたしにニーソをはかせる・・・
まさか　この格好で・・・
彼ならやりかねない・・・


そんな不安を無視して・・・

普通に服を着る彼・・・

わたしにもチュニックを着せる・・・

「えっ・・・着ていいの？」

『ん？』

「服着ていいの・・・？」

『普通　裸で客を迎える？』

「迎えないけど・・・」

『とりあえず出るよ』


服を着せられ・・・

ホッとしたような・・・

ちょっとガッカリしたような・・・

そう思ってハッと気づく・・・

わたし　何を考えてるんだろう・・・



もっとも下着は何もつけてないけど・・・



《お邪魔します》

まずは下山さん・・・

なんか韓流の俳優さんみたい・・・

そしてちょっと気の強そうな女性・・・

この人が下山さんの浮気相手・・・

そういえば下山さんて・・・

彼の浮気相手の深水さんとも・・・

『今日仕事は？』

《有給にしました》

『なんでまた？』

《やがみさん　代休って聞いたから》

『つまりは朝からやってると予測してか』

《期待に応えてもらって》

『応えた気はないが　見事な推測だ』

《いえいえ》

『それで　これからどうするね』

《出来れば特等席で見せていただければ》

なんてこと言い出すの・・・

『ふむ』

彼がわたしを見る・・・

無意識にうなづいてしまった・・・

『いいけど　等価交換』

《そういうと思って　実は彼女》

そういって浮気相手の美弥さんを前に・・・

美弥さんがスカートを脱ぐ・・・

何もつけてない・・・

『中々のお尻だ』

《でしょ、触り心地もいいんですよ》

『興味深い話だが　触らせんぞ』

なんか勝手に話が進む・・・

そうこう言ってるうちに

美弥さんは裸になってる・・・

下山さんの手が美弥さんに触れる

（はぁっ）

下山さんの指が美弥さんの中に・・・

　

「あうっ・・・」

いつの間にか彼の手が・・・

そしてわたしの裸にされる・・・



これは初めてだ・・・

坂井ちゃんに見られながら・・・

下山さんが遠くから見てると知りながら・・・



今は　目の前に下山さんがいる・・・

そして美弥さんも・・・

（いい、、もっと）

美弥さんはわたしたちの事なんか

気にしてないみたいに・・・

「あ、だめ・・・そこは・・・」

彼の指がわたしの中に・・・



ぐちゅぐちゅ

ぐちゅぐちゅ

二つの音がかさなる・・・

（ああ、いいっ、もっとかき回して）

「あん・・・いや・・だめぇ・・・」


あふっ・・・

　　　　　　もっとぉ　　

ああん・・・　　

　　　　　　いいっいいっ

ああ・・・きもちいい・・・

　　　　　　かきまわして



わたしと美弥さんの声が重なる・・・



あああ　　ひぃぃ　　いいっ


あああああ　　いっちゃう　　ああああ


（あああああああああ）

「いや・・・いや・・・」


そして声が分かれる・・・

美弥さんはいっちゃったみたい・・・



『下山くん　悪いがそこのタオル投げて』

彼に言われ下山さんがタオルを投げる・・・



彼の指の動きが変わる・・・


この人・・・

見せる気だ・・・

この距離で・・・

見られる・・・

「いやぁぁぁ・・・だめぇ・・・」

言葉と裏腹に・・・

わたしは・・・

わたしの体はいきたがってる・・・

わたしは・・・？


わたしは知っちゃってる・・・

体も心も弾けることを・・・

そして溺れることも・・・


「いや・・・だめ・・・」


彼の指が少し早くなる・・・


「だめだめだめ・・・いやぁぁぁぁぁ・・・」


美弥さんと下山さんにはどう見えたろう・・・


思いっきりいったわたしは・・・


あそこからしぶきをまきちらすわたしは・・・


ぐしゅぐしゅっ　ぶしゅっ


あられもない姿で・・・


恥かしさよりも・・・


このいやらしい瞬間に・・・


わたしは・・・


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・漂う