9/12ヨガ教室　全員集合

と、向こうからＳ倉さんがやって来た。

「あ、Ｋ野弟さん＠＠。10年ぶりかしら」と彼女は大きな目を見開いて驚いていた。

Ｋ野弟さんも恥ずかしそうに微笑んで頭を下げ、
『Ｓ倉さん、ご無沙汰してました。貴女もあれからすぐ、私より先に旧団体を辞めたのですね。兄達が傷害事件なんか起すから貴女のような無関係の人にまで迷惑かけて』と一層深々と頭を下げていた。

Ｓ倉さんは『いえ、貴方が謝る事は…。私が脱会したのは傷害事件の事だけではないです。それまでにもこの団体は良くないんじゃないかなと思っていたから。
その件がきっかけになっただけです（・・；』と恐縮していた。

と言ってるうちにＣさん到着。

「みなさん、お揃いか＾＾。
Ｋ野弟さん、今日お越しとＡ氏から聞いてましたよ。元気そうで何よりだ。お兄さんも来られたら良かったのに」と笑顔を浮かべてＫ村弟さんに話しかけた。

『兄は、万一何かあったら…と気にしているようです。今日の話はＣさんに聞いたけどﾏｽｺﾐの人も来るとか。何かあったら迷惑がかかると思っているみたい』Ｋ村弟は不安げに言った。

Ｔ原さんは「ｱﾎﾏｽｺﾞﾐはカメラも何も持ち込まない、
純粋にヨガを習うだけだと言っていたよ。もし嵌めるような事したら俺がやっつけてやるよ」と握りこぶしを固めて言った。

と、最後にＡ氏到着。
「やぁ、私がべべたんこですな。今日ね、ｱﾎﾏｽｺﾞﾐ君からメールがあって参加できなくなったらしい。で、私の口座に協賛金一万円を振り込んであるから皆さんで使ってくださいとさ」とＡ氏が話した。

Ｔ原さんは「なんだ、ｱﾎは来ないのか。
人騒がせだな、最初から来る気ないんじゃないの？
今日の情報を得たいから参加するふりしてさ。
それならＫ野兄さんが遠慮なく来れたのに（・～・」と
ぼやいていたが、Ａ氏が笑って言った。
『兄弟、いいじゃないか。
彼は気前よく一万円くれたことだし。
それも今日の費用に当てよう＾＾
ささ、みなさん、中に入ろう』と建物の中に一同入る。