- 名前
- ベソ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 64歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- 我ハ墓守也。
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不倫旅行 ~出会いと経緯編~
2009年03月28日 04:09
私ね、実は、出来ちゃったんです。このデジで、出会ってしまったんです。
彼女。
いつものおちゃらけじゃござんせん。今度は大マジです。
ああ、長年かけて獲得して来たベソファンの皆様の悲鳴が聞こえる・・・
なんちゃって。
で、その彼女と、先の三連休、行って参りました。彼女も私も既婚者なので、いわゆる不倫旅行でございます。
行き先は某所としておきます。(ああ、この冒頭だけできっとこのログのヒット数は今までにない勢いで伸びるんだろうな、と勝手に予想。人の噂話ほど美味しいものはありませんからねぇ・・・)
彼女のご主人、この週末は海外出張。で、私はその前からの出張の一部として女房には申告済み。こうして嘘をついて時間を作る行為、後ろめたさも不倫の醍醐味・・・と悦に入る余裕は私にはありません。女房に悪い、と思いつつ、この週末は彼女と過ごしたい、の一念。浮かぶ子供達の顔を無理やりに考えないようにしつつ、彼女との逢瀬に向かいました。
彼女ね、ご主人と問題を抱えているんです。彼女、ご主人のこと、大好きなんですよ。それこそ驚くほどの熱愛。
では何故、他の男と会ったりするの? という当然のご質問、私が代わりにお答えします。
彼女のご主人ね、変態なんです。
普通の行為に飽き足らなくなり、異物挿入やらアナル責めやら挙句の果ては3Pやらと次々と変態的欲求を繰り出す。これが彼女をどれだけ傷付けて来たか。彼女は愛するご主人と、普通に愛ある営みを続けるのが望みなんです。でも、ご主人はそうさせてくれなかった。
これが、デジに救いを求める発端になった、という訳です。
デジに登録した当初は勿論、特に親しい訳ではなかった彼女と私ですが、彼女のアップするログにコメをして、彼女がまた私のログにコメをくれるようになってから親密さが増していったように思います。
やがて彼女と私は直メールで連絡を取り合うようになりました。
彼女のご主人が留守の時、そして私の女房と子供達が寝静まってから、私は彼女と電話で話すことが多くなりました。彼女のご主人ね、どうやら浮気の形跡あり。それが彼女を更に傷付けたのは当然です。
私の気持ち。話を聞き、相談に乗っているうちに、彼女を愛しく思う気持ちが増していった。誰よりも愛するご主人にそんな仕打ちを受けて、それでもついて行く強さに驚きながら、しかしその影にあるガラスのように壊れ易いものも見えて、守ってあげたい、と思うようになった。勿論、離婚させ、私が女房子供を捨てて短絡的に彼女と再婚する、という話にはなりません。彼女も私も、家庭が第一。それは最初から互いに周知徹底していました。
電話でエッチしたりもしました。私の誘導で感じてくれる彼女の声と激しい息遣いを電話で聞きながら、私もまた一緒に達したりしました。
で、お互いに会いたい、という気持ちが募るのは当然の流れ。
しかし、事はそう簡単にはいきません。彼女が住んでいるのは遠隔地。会うとすれば、かなり強引に用事を作って会いに行かなければなりません。でも、私は会いたいと思った。彼女を愛しく思う気持ちが募っていきました。
でもね、ここに予想外の事態が発生しました。
彼女の病気が発覚。
病気。病気にも色々あります。
彼女の病気はね、深刻だったんです。で、入院して、臓器の一部を摘出する、という大手術を受けました。その後に薬による治療があり、それに耐えなければならなかった彼女。
今回の旅行、彼女と私が会うのは二度目でした。私が最初に会いに行ったのは、彼女が入院してしばらくしてからでした。臓器摘出の手術を数日後に控えていながら、彼女は病院を抜け出して私に会いに来てくれました。
二人で美術館に行ったりして、普通のデートぽいことをしてから彼女と私はホテルで結ばれました。
彼女の手術、女性の臓器を摘出するものだったんです。普通に愛してくれなくなったご主人に代わり、女であることの証を私に見て欲しい、と懇願する彼女。そんな彼女を私が愛しく思わない訳がありません。
「もうすぐね、ここに手術の跡が出来るの」
そう言って自分のお腹をなぞる彼女。そんな彼女を抱き締める私は、何もしてやれない自分の無力さに打ちひしがれていました。
「貴女はね、すごく魅力的な女性だよ。こうして一緒にいるだけで、すごく癒される」
私はそう伝えたかった。言葉にした。しかし、彼女に本当に伝わったかは分かりません。彼女は、その生い立ちとご主人との生活から、自分に対して十分な評価を与えることが大変に難しい心理状態に閉じ込められていたのです。
彼女は、私に会うことを最大の楽しみに、術後の辛い治療に耐えました。薬の副作用で食事も喉を通らない。痛みが途絶えない。
私はメールと、時々の電話で励ますことしか出来ません。
そんな彼女から、
「ベソさんと一緒に旅行に行きたい。治療に耐え、退院したら、ご褒美に連れて行ってくれますか?」
と言われた私。
私もそうしたいのは山々。でも、簡単じゃありませんでした。三連休といえば家族で過ごすのが当然。私の女房もそうするつもりでした。子供達と何か楽しいことをしたい。
でも、私は彼女を優先しました。私と旅行に行くことを楽しみに、辛い治療を受け続けている彼女。そんな彼女の思いに応えたい。会って良く頑張ったね、と褒めてあげたい。そう思いました。
彼女のご主人は、入院中も勿論、見舞いに来ていましたし、継続的にケアを試みていたようです。しかし、術後の苦しい時期に、個室にいた彼女をアナル責めのおもちゃでいたずらするなど、その変態振りは精神の異常をきたしていることが明らか。それでもそんなご主人を庇い続ける彼女。
私に救いを求めたのは、どうして良いか分からない、という心理状態の故だったのかも知れません。
皆さんご存知のように、私はデジを徘徊するただのスケベ親父です。でも彼女は私を、ご主人とは違って変態的要求をしない、まともな男と思ってくれました。
彼女は、私と一緒に旅行に行く、という楽しみがあった故か、予定より数日早く退院を果たしました。私は嬉しかった。
二人で旅行に行く前夜、彼女はご主人と国際空港のある街に泊まりました。私も同じ街に宿泊。朝、ご主人の出発が遅れたため、ベッドに眠るご主人を残し、彼女は車を運転して私を迎えに来てくれました。
「お早う。迎え、ありがとう」
「うん。どっちに行けば良い?」
高速道路への道順を考えている彼女の隣に乗り、その横顔を見つめながら、私は遂に実現した二人だけの週末の喜びをかみ締めていました。
(続く)
このウラログへのコメント
何もできなくないよ…
十分支えになってると思います(^^)
大事にしてあげて下さいね(〃▽〃)
一緒にいることで満足してくれるのであれば、大切だと思いますよ^^
ベソさんの優しさ きっと 伝わっているよ^^
お互いの気持ち 大切にして下さいね
彼女は必要としている。。。
きっと思いは伝わってるよ。。。
そばで支えてあげてね☆
彼女さんできたんですね^^
大変そうですが、これからもうまくやっていけるといいですね~
遠恋は辛さのほうが大きい‥
でもお互いを思う気持ちは近くに居るカップル以上だと思うな。
今を精一杯に☆
子宮ガンかぁ。五年以内に再発…若いと3~5年…。いい思い出作ってね
> かなさん?さん
温かい言葉をありがとう。貴女は菩薩のような人やね。
> かなさん?さん
貴女は返信を読んでくれるやろか?
コメントが一気に削除されてる…
コメントが削除され、わしは唖然としてる。墓標の意味がないやん…
…
墓標か。貴女はそれを望むやろか。ここであれ何処であれ、貴女の生の記録を何処かに残さねばならない。出会いの場所でもあるここは正当性がある。考える。
貴女は今、何処にいるのか…
お盆やね。貴女の魂は何処かに戻ってるんやろか。何処にいるにせよ、今の貴女に痛みも苦しみもないことを祈ってる。
急に気温が下がり、秋らしくなったよ。金木犀の花期は知らぬ間に終わってた。彼岸花は辛うじて見られた。けど新しい街ではすべてが未知で、すべてのルーティーンを再構築する必要がある。
それが嫌なら引越しなんてするな、という話やけどね。楽しんでやるようにするよ。
わしの両親、ちょっと先が見えない。特に父親がね。会う度に身体は弱ってる。悲しいよ。
昔は威厳があり、怖い父やった。わしの少年時代は父親との確執が形作ったと言えることが今は分かる。同様に息子はわしを越えようと悩むんやろうか、と漠と思う。
今のわしの気持ちは複雑よ。
父親には強くあって欲しい。逆境に負けず、闘い続けて欲しい。それこそが父がわしに強いて来たことなのに、今の父は闘うことを放棄し、打たれるままで立ちあがろうともしない。悲しいよ。しかし、わしが父に
闘え、と強いることは出来ない。黙って受け入れるしかない。
貴女の時間は、痛みも苦しみもないものであることを祈ってる。
元気で。
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