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- 我ハ墓守也。
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適度に不潔
2009年03月19日 07:10
バイ菌。不潔。汚い。キモイ。ちょっと、そばに寄らないで、という気持ち。
皆さん潔癖です。水に恵まれた我が国は世界でも珍しい清潔文化を享受して来ました。風呂に毎日入って垢を落とし、菌取り込みと人にうつすことを避けるためにマスク着用。脱糞後は水がシャワシャワとお尻を洗ってくれる極楽トイレも日本産。考えてみれば我々は何と清潔な民族なんでしょう。
そして潔癖日本が生み出したのが抗菌グッズ。
例えば、電車の吊り革。実はバイ菌の巣窟です。
http://www.yukan-fuji.com/archives/2007/12/post_11767.html
そこで抗菌の吊り輪が登場。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%91%E8%8F%8C
こうした傾向を見ていると、我々は身の回りから最後の一個体までバイ菌を絶やさないと気が済まないかのようです。
しかし。
これが、果たして正しいことなのでしょうか? 道徳的に正しい、誤っているということではなく、我々の体は無菌状態に保たれることが果たして利益になるのか。
東京医科歯科大学の名誉教授、藤田紘一という先生をご存知でしょうか?
http://eco.nikkeibp.co.jp/style/eco/interview/080208_fujita01/
http://eco.nikkeibp.co.jp/style/eco/interview/080215_fujita02/index.html
人間の体は、各種菌がバランス良く共生することで機能するように出来ており、過度の滅菌は逆効果であることが証明されています。花粉症、アトピー等、社会的に大きな問題となっている病気は、実は我々が生活からバイ菌を亡くそうとし過ぎたために引き起こされた可能性が示唆されます。
アンパンマンのライバルとしてのバイキンマン。光と影のように、実は不可分で、どちらが欠けても存在できない陰と陽、男と女のようなものなのかも知れません。
皆様もどうぞ、藤田教授の主張に耳を傾けてみてください。バイ菌のことだけでなく、我々が異端者に対しある程度の許容性を持つことの大切さを教えられる気がします。
人に風邪を移さないため公衆環境でマスクを身に付ける心持ちは我が民族の誇りです。願わくはヒステリックな抗菌主義から卒業し、ある程度の大らかさを持ち各種菌と共存する社会を目指すことが出来ますように。
表に書くべきだったかな?
このウラログへのコメント
外にあるものは気にしないけど…^^;
いろんな情報がありすぎるんでしょうね~…^^;
ちょっと食べ物が下に落ちただけでダメと叱る人…いいじゃん!そのくらいって思います☆
さやか、ちょうどマスク話を書いたのに、先越され…w お尻の心配までしてくれる日本ってやさしいですねー
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