ﾊﾗｽﾒﾝﾄｼﾘｰｽﾞ★ｱﾎの怪しげな態度

「…では、言います…」とｱﾎﾏｽｺﾞﾐは少し間を置いてからおずおずと話し出した。
「ｶﾒﾗのﾌｧｲﾝﾀﾞｰを壊されたのは、ふたりの密会現場を見た後日です。Ｂ派の会合があるとｷｬｯﾁしたので本部の前で見張っていたんです。そしたら、Ｂ代表が出てきたので「Ｂさんでしょう。最近全然人前に出ませんね。」と言ってｶﾒﾗを持って近寄ったんです。」
「そしたら、Ｂさんが「撮らないでください」と言って
ｶﾒﾗの首根っこ掴んで振り回して私が転びました。
起き上がったらまたＢさんがｶﾒﾗの首根っこを掴んだんです。」とｱﾎﾏｽｺﾞﾐがのろのろと話し出したらしい。

Ｉ広報部長によると、小柄なｱﾎﾏｽｺﾞﾐの体がオドオドしているせいか余計に小さく感じたとの事。

「で、近くにいたＴ代夫人が気がついて走りよってきて謝りました。私がｶﾒﾗが故障したかもしれないと言うと、後日話に行くから会社を教えて欲しいといわれて名刺を彼女に渡しました。」

『そんな惑わすような事言うんだから、
車の中でふたりが…も怪しいもんだ』とＩ広報部長が言うと、
またｱﾎﾏｽｺﾞﾐは「それはウソじゃありません。
そう聞いたんだから」とまたまた墓穴発言。


『え？聞いた？誰かからそう聞いただけ？
貴方が見たんじゃないの？』と尋ねると
ｱﾎﾏｽｺﾞﾐ曰く「私は1時間彼らをずっと見ていましたよ。
男女の仲の事をしていましたよ。」

『男女の仲っていうと、ｷｽしていたとか？』
「私が見ていたときはそれはしていません。」

『抱き合っていたとか？』
「私が見ていたときはそれはしていません。」

『お互いの体を触っていたとか？』
「私が見ていたときはそれはしていません。」

『じゃ、一体何をしてるのを見たのよ？』とＩ広報部長が聞くと、
ｱﾎﾏｽｺﾞﾐ曰く「運転席と助手席に座って話しをしている様子でした。」


広報部長は？？？『それを男女の仲っていう？』
「言わないですか？」
と漫才のような展開になり、ｱﾎﾏｽｺﾞﾐもバツが悪かったのか、
その日は背中を丸めて帰っていったとの事。