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5th Kiyosato Part 1

2005年03月15日 01:15


携帯をかけるために道をそれた。
深夜にわたる仕事が多いためか
夜中の電話のやりとりはかなり多いし
平気で長電話をすることもしばしばだ。
車を脇道に入れると行き止まり。
宅地の間にかすかに残った畑を見下ろす
テラスのようになった駐車場がある。
昼間の施設のためか、さすがに車の数はまばらで
こみいった電話には絶好の場所だった。
車のまわりを歩きながら五分ほど話していただろうか、
一台の車がこの行き止まりの畑道に入ってきた。
会話を続けながら何気なく見下ろすと
スポーツタイプのフロントグラス越しに
男女の姿が見えた。
ぽつんと立つ頼りない街灯
にうっすらと浮かび上がる姿から
二人とも二十代はじめと見てとれた。
その車からは上から見おろしているこちらには気づくすべもない。
当然、大胆になるのだろう。
「ははあ」と思っているとやはり行為が始まった。
早々に電話を切って見入る。
のぞき」をするとは思わなかったが
薄暗い車内での交わりには、かなりそそられるものがある。
ほとんど会話もないのだろう。
助手席のリクライニングが少し倒されると
運転席から男が覆い被さって、キスを始める。
若いせいだろうか、ひどくテンポが早い。
すぐに、ブラウスボタンをはずして
シンプルブラジャーから胸をつかみ出し吸い始める。
やがて乳房を吸われている女の身体が反りかえり、
あごがあがって、白いのどもとがかすかな光を反射する。
少しでも深い快感を得ようとするのだろう。
両手を男の髪の毛に突っ込んで、
ぐっとむきだしになった乳房に引きつける。
リクライニングシートがさらに倒され、
短めのスカートがまくれあがる。
と、女の手がもどかしげに動いて、
自らパンティを脱いでしまい、
その、恐らくぐっしょりと濡らした小さな布きれを
ダッシュボードに無造作に放り投げた。
交わりの快楽のために
パンティを脱ぎ捨てる、くねくねとした足の動き。
若いだけにすらりと伸びているから
かえって卑猥そのものだ。
もちろん、音も声も聞こえてはこない。
暗い明かりの下では、下着の色など判別しようもない。
だが、無音の行為がパントマイムのようで
ひどく美しく芝居がかっている。
白い生足が大きく広げられ両方の足先が、
置かれたパンティをはさむように
ダッシュボードに乗せられる。
そして不自由な空間の中でおまんこがつき出される。
大きく広げられているから濡れた狭間の奥まで見えそうだが
何せこの光では黒いヘアがかすかに見てとれるだけ。
それなのにふしだらで、何ともきれいな光景だ。
なのに男は乳房を吸い続ける自分の行為に没頭していて
女のしぐさに気づいていない。
たまらず、女の方がせがんだのであろうか、
ようやく気づいたように
荒々しくおまんこを舐め始める。
その動きから男の未熟さが見てとれる。
その動きから女の熟れ具合が十分にわかる。
ほんの少し舐めたかと思うと
もうズボンをおろしてつまみ出し
次の瞬間にはギアシフトを乗り越えて
女にまたがって腰を動かしていた。
「それはないだろう」と思っていると
すぐにぐったりとなって身体を運転席に戻す。
いくら若いとはいえ、あまりにあっけない行為が
妙に腹立たしかったが、
ダッシュボードに脱ぎ捨てられたパンティ
淫らに開かれ、これまたダッシュボードに乗せられた
白い両足が強烈な印象となって
網膜に焼き付いてしまった。

だから、バツイチ女友達から
清里ホテルに行かないか?の誘いがあったときは
すぐに、あの淫乱光景を再現してみようと思った。
カーセックスへの強い欲望がわき上がってきたのである。

(続く)

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