隠し事

女装するきっかけになった彼女との恋人生活がギクシャクしはじめると（まあ、そのきっかけなんて誤解だったりするわけですが）女装生活にも亀裂が入るようになりました。

はっきり言うと、女装のきっかけとなった彼女とは、セックスレスになっていきつつありました。そもそも以前より私の方からえっちを誘ったことってなかったかも知れません。

で、女装してるときは私がえっちOK状態になるんですね。抵抗しませんから。だから女装してのえっちというのが当たり前、逆に言うと女装しないとえっちしないような方向になってたこともあって、それに対して不満を言われるようになったわけです。
私が男として彼女は抱かれたい、と。

まあ、彼女としては、当たり前の感情なんでしょうけれど、やってみようとしても、私ができない、役に立たないというか・・・

女の人を抱けないのかというと、そういうわけじゃないってことは其の後の事実で証明できてたりするんですが、この彼女に対してはできませんでした。その時点で愛情が薄れてたのかもしれません。
まあ、結局は別れるわけですから、男性機能がどうこうという問題じゃないと思うんですけどね。

で、次に付き合った人は普通の人でした。女装はしなくなりましたが、前の彼女からのプレゼントの洋服とか下着なんかがありましたから、隠して生活してたんですよね。

でも、どんどん付き合いが深くなったとき、私が事故で入院しまして、その間に隠してた服とかばれてしまったのです。

退院して一人暮らしの部屋に戻ったとき、私の部屋には女物のスーツやワンピースがかけられていました。
私が入院してる間に整理し、クリーニングに出したということでした。
入院中は黙っていたわけですが、戻ってきたとたん、「これ、誰の？」って聞かれました。

血の気が引きました（続く）