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ロリータ
2006年01月18日 14:07
『キャンプでいろいろ習ったのよ
1つ 特別面白いのがあるの
彼と したの
キャンプの事務所にいた子
内容を当てて! 子供の頃したでしょ?
じゃ いいわ。。。』
六時にはロリータ(スー・リオン)は完全に目を覚まし 六時十五分には 技術的な意味でハンバード(ジェームズ・メイスン)の愛人になった
『私を狂気に追いやるのはニンフェット(悪魔)の二重性格だ 夢みるあどけなさと一種異様な俗悪さが同居する』
ヨーロッパからアメリカ、ハンプシャー州ラムズデイルを訪れた中年の大学教授であるフランス文学者ハンバード・ハンバードは下宿先の12歳の少女ドロレス・ヘイズことロリータに魅了されてしまう
ロリータの側にいたいが為、未亡人であるその母親シャーロット(シェリー・ウィンタース)と結婚する
シャーロットは愛するハンバードの、ロリータに対する偏屈した愛を知り、それが原因で事故死
ハンバードはキャンプ生活を送っていたロリータを連れ出し、アメリカ中を旅する
その間、ロリータはハンバードの執着心を察知し、ワル知恵を覚え、ハンバードを自らの虜としてしまう
旅と称した逃亡生活の間、ハンバードは姿を現さない追跡者と、理想の恋人になる事に反抗し、成長してゆくロリータに悩み、精神を冒されてしまう。。。
「ロリータ」(1962年イギリス映画)
監督:スタンリー・キューブリック
出演:ジェームズ・メイスン シェリー・ウィンタース ピーター・セラーズ スー・リオン
「ロリータ」「ロリータコンプレックス」「ロリ系」などの語源のもとネタです
原作は帝政ロシアからの亡命作家ウラジミール・ナボコフの1955年にパリの出版社、オリンピアプレスから発表された小説
ホントは1954年に完成していたらしのいですが、英米どの出版社も、キリスト教的倫理観のタブーの一つである“近親相姦的幼女愛”を大胆に扱った内容な為、道徳的に検閲の締め付けの強い当時としては出版に際してはすんなりいかなかったそうです
ワタシ、原作読みましたけれど(ってゆうか愛読書だしぃ!)確かにストーリー的にはスキャンダラスだけれど、純粋に、一人のやもめ男のラヴストーリーとして捉えられる、素晴らしい表現、言葉の数々が散りばめられている作品だと思いますけれどねぇ。。。(原語じゃなくて翻訳での愛読なのですが)
ちなみに、「ロリータ」初版のパリのオリンピアプレスの歴史、スゴイです!!
ポーリーヌ・レアージュ「O嬢の物語」
マルキ・ド・サド「悪徳の栄え(ジュスティーヌ)」「閨房哲学」「ソドム120日」
などの古典ポルノ!!
戦後は
ウィリアム・S・バロウズ「裸のランチ」
マックスウェル・ケントン「キャンディ」
などなど、今じゃフツウに読めますけれど、この当時にしたら問題作、怪作の山!!
さすが文化大国お仏蘭西。。。
んで、えーがのハナシしたいと思いまふ。。。(前置き長すぎ??、笑)
以前、ウラログで1997年に製作された「ナインハーフ」のエイドリアン・ライン監督がリメイクした「ロリータ」について記載しましたー
こちらは、かなり原作のイメージに忠実で、メロドラマ仕立てになっていて誰でも嫌悪感、違和感なく入り込める「アメリカ映画」になっております。。。
ロリータ役のドミニク・スウェインもなかなか魅力的です
ちなみにハンバード役は先日書いた「ダメージ」の、不倫で全てを無くした厚生省次官を演じたジェレミー・アイアンズです
でキューブリック版は??
まず、内容的?この当時のご時世?のせいか、ロリータとハンバードの偏屈した愛がキューブリック監督、抑えていて、描き切れていないような気がしてなりませんわぁ!
ってゆうのも、ただ単にエロシーンが無いだけじゃなく(笑)コメディー調になっていて、なぁんでハンバードがロリータにゾッコンになってしまったのかがイマイチ解り辛いんじゃないかなぁ。。。
まったく知らない人がご覧になられたら。。。
多分、「ロリータ」以前に監督された「スパルタカス」で“ホモ暗喩シーン検閲カット”事件(今観ると別に大した事ではないんですけれど。。。)で時代の状況に愛想が尽きて、性愛路線寄りのハナシをブラックコメディーに変えざるおえなかったんでしょー
悲しいことに時代が表現の自由を抑えていたんでしょうね。。。
だから乾いた笑いを誘うクレア・クィルティ役のピーセラことピーター・セラーズの怪演と、ハンバードとロリータの母親シャーロットとロリータの三角関係は観ていて可笑しいデス!
特にシェリー・ウィンタースさん演じる母親シャーロットのハンバードに対する愛が空回りしていて、可哀想なんですけれど、コミカルなんだけれど乾いた笑いを誘います
で、肝心のロリータは“ビキニ&羽根帽子”で庭に寝転び、サングラスずり降ろしてハンバードに上目使い!なんてシーンはハっとして可愛いんですけれど、彼女の魅力が生かしきれていないのが残念で仕方ありません。。。
もうちょっと時代が寛大だったら違うんでしょうにネ☆
なので、ちょっと変態ポップなブラックコメディとして楽しみましょ!
SHELLE WINTERS eriposa eterna nell Sabato 14 Genaio 2006
このウラログへのコメント
ジェームズ・メイスンは名優だという事を知りなさいwww
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