- 名前
- BB
- 性別
- ♀
- 年齢
- 44歳
- 住所
- 神奈川
- 自己紹介
- 特になし
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
ラスト、コーション
2008年02月29日 23:59
「真っ直ぐ SEXえーがだ!」
たまたま観たテレビ番組で稲垣吾郎氏が『ラスト、コーション』について言及をしているのを聞きましたが。。。
確かに こんなにSEXが重要な意味を持つえーがは珍しいですね
あ ちなみにSMAPにも稲垣吾郎氏にも興味ありませんので。。。
初めてのデートで必死に男を家に誘い込もうとする“女”
初めてのベッドシーンで 強姦するが如く 女の頭を押さえ縛り付け 歪んだ本性やストレスを発散させる“男”
2度目では やっぱり“男”は侮辱するように女の頭を押さえつけるが 次第に和らいだ雰囲気に
三度目 いつからか“女”が男をリードする様に。。。
“男”は知らぬ間に “女”に溺れていく
今まで 誰も信じなかった“心”を開いていく
“男”は“女”の正体に気づいていたんでしょうか?
“男”を殺そうと機会を伺っている女スパイに。。。
「ラスト、コーション」(2007年アメリカ・中国・台湾・香港映画)
監督:アン・リー
出演:トニー・レオン タン・ウェイ ジョアン・チェン ワン・リーホン
1942年 日本占領下の中国
香港で反日 愛国をテーマにした演劇を行う学生グループ
彼らの中には 日本との戦争で家族や財産を失っている者もおり 彼らなりの愛国心に燃えていました
そんなある日 彼らは親戚のつてで 反日運動を弾圧する日本傀儡政権下特務機関の顔役イー(トニー・レオン)とその奥さんに近づくことに成功します
イーが女好きと知った彼らは メンバーの中で 一番の美女ワン(タン・ウェイ)を使って 色仕掛けで暗殺の機会を伺うことに。。。
お話は単純明快!
美女スパイとそのターゲットが危険な逢瀬を重ねる内に いつしかお互いの魅力に埋没していくいう メロメロのメロドラマでございます
どこか無国籍でノスタルジックな上海の街並み
クルクル変わるセクシーなチャイナドレス
そしてグレン・クローズとマイケル・ダグラスもまっつあおの『危険な情事』的狂おしいラブシーン(笑)
2時間半以上の長編でございますが 徐々に盛り上がっていく展開に ポップコーンを食べる事すら忘れてしまいます
ただし かなり無理な設定ですがね
大学の演劇部がその道のプロを騙そうなんて無茶苦茶でしょー!
そしてこの物語のヒロイン
美人ではあるけれど どこか垢抜けない学生
そんな学生が 恋愛経験もないまま 高級マダムになり切り 強引な尋問も何なりとこなす男を誘惑しなければならない
万が一正体がバレれば即殺されてしまうという状況
彼女は 自分は女優であるという意志で 高級マダムを演じ切るワケですが。。。
確かに 学生からマダムに変身するその落差が見事!!
だと思うけれど
あれだけやり手のイーが 彼女の“育ち”に気付かないとは思えないんですわ
イイとこの奥様が カップに付いたルージュをほっとくなんて有り得ない!
オブラートで旨く自分の正体を隠しているヒロインだけれど どことなく“育ち”までは隠し切れてないような気がしたんだよねぇ。。。
だから観ててとても危なかしかったです
しかもその上 このコ どう見ても愛国心に燃えてイーに近づいているように見えないんですよ
周りに流されているだけ。。。というか。。。
だから肝心な“愛国心”をとるか自分の“想い”をとるかって葛藤が全然伝わってきませんでした
女にとって 頭のいい悪い男っていうのが一番厄介であり 魅力的な存在であると思います
ヒロインにとっても間違いなくそうだったでしょう
増してや ヒロインがずっと想っていた演劇部のリーダーはヒロインよりも愛国心を優先させてしまったのですから
演劇部のリーダーが ヒロインの想いに応えていれば 彼女は何の迷いもなく スパイとしての任務を遂行できたはずなのに。。。
本当に好きな人は自分を支えてくれない。。。
そうなれば 嘘でも演技でも 愛を感じ初めている悪い男に意志とは無関係に惹かれていくのはどうしようもない事だと思います
アクロバッティングな激しいSEXを重ねていく度に ヒロインは悪い男の心を旨く誘惑したかのように見えます
男は女に涙までみせる
「信じられるのは君だけだ」と
そして究極の愛のプレゼントを彼女に贈る
そう 究極の愛を
宝石は確かに『物』ではあるけれど これは肉体的な愛ではなく 純粋な愛の証です
女スパイは悪い男の『愛』に負けてしまいました
しかし 悪い男っていうのは いざとなれば『愛』も捨てられるんです
今までの女がどんな運命になったのかヒロインは知っているはず
この男がどこまで繊細で優しく どこまで非情で冷徹になれるか 分かっていたのかしら??
ヒロインが愛を貫いた事はとても素晴らしい!!
アタクシには出来ない
命が亡くなってしまえば 全てが終わりなんです
そこで終わりなんです
死によって愛が生きるなんてことはない
アタクシにはそんな幻想はわからない
ただ こんな時代に こんな風に生きたヒロインを観ていて 胸が潰れるような想いにはなりました
そういう意味では反戦えーがなんでしょうね
このウラログへのコメント
冷徹な男はすべてを捨て去ります。そうなるのは一瞬なんですね。
この映画観たんですね。BBさんの感想を読まなかったら、多分観ないと思います。機会があったら観ようかな
男と女の駆け引きはゲームなのか~神が天から観る最高の娯楽なのか?どんな精密人間でも陥るのが愛欲です★
ラストコーションよかった。アンリー、ラブ。今日から、しばらく旅に出ます。色々お世話になりました。では
私には「死によって愛が生きる」という幻想はわかりますが、このえーがはその表現に失敗しているようです♪
多分観ないです。ちなみにラストがlustなら色戒っていう題名で十分ですね。lastかと思った。
コメントを書く