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人が人を愛することのどうしようもなさ

2008年01月27日 01:45

人が人を愛することのどうしようもなさ

女は 裸になりたがる生きものです


精神的な裸という意味で


まず女が 秘密を守ることが難しいという性の持ち主であることからつながっているといってもよいと思います


とにかく胸に留めておけない


喋りたいのです


いや 喋らないと居られないのです


中には 口の堅い女も居るとおっしゃる方もいるでしょう


パブリックな場では裸にならない女も居るでしょう


しかし そのような女程 プライベートでは 喋り捲っている事を男は覚悟すべきです


24時間 365日 同じ見識を女に求めると間違いなく怪我をします


時に 心のままに 感情の赴くままに 自然な状態である事が必要なのです


何故なら 女は頭の出来 不出来に関わらず 本来の自分と そうでない自分 必ずどこかでバランスをとって生きているから


ただし このバランス どこでどのようにとるかは個人によってまったく違います


そうでなければ 男など必要とするわけがありませんしね


“愛”と“優しさ”が バランスを掌っているのも確かです


昼間は淑女 夜は娼婦


これもその一環。。。



今回のえーがは 或るスター女優が このバランスを崩していく物語 
 



「人が人を愛することのどうしようもなさ」(2007年日本映画
監督:石井隆
出演:喜多嶋舞 津田寛治 永嶋敏行 美景 竹中直人




団鬼六原作の『花と蛇』を二年前に映画化した石井隆監督の最新作

去年 公開当時 観に行こうかと気になっちゃいたのでございますが えーがの売り文句が『花と蛇』に匹敵するえっちシーンとの事で アタクシにとって『花と蛇』は全然好きな作品ではなかったので 結局DVDで観る事になりました

主演の喜多嶋舞も むか~しむかし『はなきんデータランド』で名前だけは知ってても一体全体どんな女優かは知らなかったですしね


まず 初見の率直な感想が なんでこのえーが評判にならないの?? 

喜多嶋舞えっちシーンばかりが話題になっているのがなんだか勿体無いと思いましたわ

確かに 『花と蛇』程ではないけれど 全国劇場公開作品にしちゃあ 過激ですよ

冒頭の拷問シーンは『花と蛇』を彷彿させます

スター女優名美(喜多嶋舞)が夜な夜なルージュをひき 街角に立ち お客をとり 廃病院でSM コスプレ アナルセックスに耽る

撮影中の新作は 余りにも名美の実生活と酷似したスキャンダラスな内容と 注目を集めていて。。。


喜多嶋舞 殆どハダカです。。。

ちょっぴり垂れた巨乳をユサユサ揺らし捲ってます

プロポーション的に 決してステキなカラダつきをしているわけではなく どちらかといえば少々男に疲れたカラダをしています


けれども アタクシは彼女をとても美しいと 思ってしまったんですよね


この物語は えーがの題材によくある戦争や病気や何らかの不運で悲しいんじゃない

ただ 一人の女が 自分が愛する ただ一人の男から愛されない

それはどんなに成功していても 女としてとても不幸だと自信を失いかけていて。。。

そんなこと よくあるハナシで 他人から見れば大した事じゃないかもしれない

けれども 名美の中には 心が通じ合えない 愛されない事に絶望している自分が居て。。。

娼婦になり もう一人の自分を作り出している

それも自分自身であり 虚像でもあり。。。


そんな壊れて 凶行を行う姿が とても美しくもあり 何とも切なく 哀れで 哀しいんですよ    


男性から観たらどう映るかアタクシには分らないけれど アタクシは彼女が最後に泣いている姿を見て 一緒に泣いてしまいました


女優が脱ぐって日本えーがだと なかなか難しいですよね

一度濡れ場を演じると そのイメージからなかなか抜け出せなかったり 品度が問われてしまったり


喜多嶋舞は この作品で肉体以上の 内面的狂気を演じ切りました

こんなに女優冥利につきることないでしょう!?

女優さんを いかに美しく 綺麗に 可愛く撮る事に専念している日本えーが

キラキラしている恋愛えーがもいいけれど 大人のえーがも増える事を願ってやまないです



「人が人を愛することのどうしようもなさ」

愛することはどうしようもないことなんですよね 

このタイトル大好きです 

このウラログへのコメント

  • ooji1215 2008年01月27日 05:54

    今の映画はガキだけがモテはやされてる、内容がつまらん、奥の奥まで考えるのが見たいナァ(^-^)/

  • みんきー 2008年01月27日 09:20

    ハッピーエンドを求めるのは日本人の性かと。
    こういうえーがの主役は女優の方が絵になりますね☆

  • 下寺偈知 2008年01月27日 15:01

    高校生の文化祭で愛と恋をテーマに映画と小説で検証しました。永遠のテーマだと思います♪でも、求め続けますね。

  • 紫陽花が綺麗 2008年01月27日 18:37

    よく分かりました。あとは映像^^また教えてください。
    竹中直人も出演してますね。

  • ち~どん 2008年01月27日 22:05

    頭と体~常識と非常識。男女の愛って割り切れない、予測不能だからこそ狂おしく燃えるエネルギーなんです★

  • mayonaka 2008年01月28日 05:41

    石井隆懐かしいですね。天使のはらわたやヌードの夜思い出します。久々に見てみようかなって思いました。

  • 吉☆ 2008年01月28日 09:42

    はい、女性の奥深い心理。
    頭の隅に記憶しておきます。
    思い返せばなるほどなるほどと(笑

  • コバ 2008年01月31日 21:14

    今回のログも流石です。日本の映画ももっと色々な作品があっていいと思います。自分ももっと観よう。

  • すいとん 2008年04月04日 00:58

    「少々男に疲れたカラダ」
    逆にこれこそ女が♀らしく生きた証かも。
    しっかし相変わらず男目線だな^^

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