- 名前
- BB
- 性別
- ♀
- 年齢
- 44歳
- 住所
- 神奈川
- 自己紹介
- 特になし
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監禁・SM・異常心理・悪女・キチガイ...etc
2007年12月28日 00:01
痛みや苦悩
涙や傷痕を鎖に繋ぎ
あたしはそれらの重い影を嚥下し
あたしの存在の錘とする
あたしの闇の樹木は茂り
暗黒の世界にあたしの性は溶暗してゆく
緑魔子『悪の華●わが性からの復権』より
あたしの名は 島アキ
無名の余り売れないファッションモデルだった
野心的な写真家 山名先生の芸術的な意欲に共鳴して 進んでモデルになり こんな写真を撮ったのだけれど
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http://static.flickr.com/2139/2125374222_2620e8ae69_o.jpg
その写真の個展はかなり評判になって ある朝 山名先生と次の仕事の打ち合わせの為に 個展の会場へ行った
まだ時間が早く 客はたった一人しか居なかった
しかし その客は 壁の写真など見向きもしないで 会場の中央に飾られた 彫刻の前にうずくまっていた
この彫刻は 山名先生の友人があたしをモデルに作ったものだけど この客の態度は変だった
あたしは奇妙な気持ちになった
彫刻と自分のからだが こんがらがって一つになり 彼の手のひらが 直接 あたしのからだを撫で回しているような感じがしてきた
思わずゾッと寒気がして 急いで会場から逃げ出した
数日後 山名先生の仕事で 朝四時に起きてクルマに乗り 浜松の砂丘まで出かけた
先生の仕事は注文が難しく大変だった
クタクタになった上 また 東京のアパートまでクルマを飛ばして帰ってきた
疲れをとるために近くのマッサージを電話で呼んだら。。。
その男の指は 確か あの彫刻を撫でている指とそっくりだった
石膏の肌では満足できなくて 生身のからだを探りにきたのか!?
そう思うと もう たまらなかった
「盲獣」(1969年日本映画)
監督:増村保造
原作:江戸川乱歩
出演:緑魔子 船越英二 千石規子
『どんな生きものでも人間には及ばない
それも女のからだの手ざわりには とてもかなわない』
http://static.flickr.com/2247/2125363574_ea565f1ba9_o.jpg
「盲獣」 特撮怪獣えーがじゃございません
緑魔子×江戸川乱歩×増村保造×監禁×SM×異常心理
これだけのキーワードで買ってしまったDVD
これが意外に傑作!!
というより 凄い。。。
これこそR18でしょ。。。
心が元気ない時観たら 更に追い討ちかけられる事請け合い♪
盲目の彫刻家 道夫(船越英二)の唯一の生きがいは それまで触ってきた女のからだをモデルに彫刻を作って撫で回す事
マッサージ師になったのも 女のからだに触り放題だからという 変態
この船越英二の逝っちゃってる顔つき 喋り方 とにかくヤバイ!!
ある日理想のからだの女性 アキ(緑魔子)に出会う
息子を溺愛している母親(千石規子)はアキを拉致するの事も協力
彼女を自分の棲むアトリエに監禁 彫刻のモデルになってくれるよう哀願する
異常母子に必死で抵抗し 脱出を試みるアキ
ことごとく失敗した後 今度は道夫を誘惑
「あなたが好きよ ずっとここにいたっていいわ」
「食事はお母さんとするの?それともあたし?」
「キスしてあげる」
http://static.flickr.com/2259/2125353892_f73eea565b_o.jpg
まんまとひっかかった40過ぎの童貞男・道夫
http://static.flickr.com/2392/2124584933_48705c2ab7_o.jpg
その様子に嫉妬した母親はアキを逃がそうするが。。。
この先が気になる方は是非DVDで観て下さいませ
やがて触覚だけが全ての倒錯した世界に引き込まれていきますが 非常にえげつないです
道夫はアキを犯しまくり
それだけでも刺激が足りなくなって求めた快楽とは!?
キチガイワールド全快です
http://static.flickr.com/2380/2124598845_01b7100c57_o.jpg
そして
男の支配欲
女の服従心
男女の性衝動
ここに描かれているのは“愛”なんていう絆とは程遠い
誰もがなりえる 盲目な獣
1969年の作品ですが今観ても充分過ぎる位 気持ち悪くなる位 トラウマになりそうな位 刺激的!!
観たくないのに 観たい!!みたいな(笑)
http://static.flickr.com/2232/2125350960_a7a5f53910_o.jpg
http://static.flickr.com/2393/2124572139_9ee8c182b8_o.jpg
深く沈んだ黒い瞳
妖しい微笑をたたえた口元が印象的な 緑魔子
石橋蓮司の奥様です
妖艶で恍惚的な彼女を眺めるだけでもこのえーが観る価値有
今 これだけの存在感ある日本女優って居たら教えて!!
このウラログへのコメント
「獣」がつくとやっぱり日本映画は強いのかな(笑)人の欲望の内面をエグッたストーリ&映像はいいですネ★
見つけますね~^^さすがです。
忘れてました、石橋蓮司=緑魔子! この世界は凄いですね。
昔の映画にもこんな作品があったなんて知りませんでした。危ない世界だけど好きかも知れません。
乱歩はエロ・グロ得意ですから。
この手のは映像化しやすいのでしょうね☆
今年も宜しくお願いします
写真の世界、よかったですか?
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