- 名前
- エンドウ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 40歳
- 住所
- 愛知
- 自己紹介
- 精液を溜めすぎると身体に悪いという俗説があります。 実際には常に新しい精子が作られて...
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肉屋の仕事は刺激的で悩ましいのだ
2005年12月03日 23:10
肉屋の仕事は単調だ。
しかし、その一方で淫靡な顔を持っていることは、知られていない。
新人はまずハンバーグ作りを覚えます。これは誰もが通る通過点であり、肉屋なのにハンバーグも作れない奴はモグリと言ってもいいぐらいです。
ミンチ(牛肉・豚肉・鶏肉を6:3:1の割合で)3kg。玉ネギとにんじんのみじん切りを1圈パン粉を400g。牛乳を350ml。塩胡椒を65g。卵を5個。
以上をこねこねと混ぜ合わせます。1枚100g程度の塊を作り、ビニールシートでサンドイッチにして、型を押すと「手作りハンバーグ」という商品が出来上がります。
これで、50枚ぐらいできるんですよ。ですから、5人家族で1人2枚食べる計算ならば、材料の比率を五分の一にすれば応用できます。
さて、ハンバーグのタネをこねるというのは、粘土で遊ぶ感覚に似ています。もちろん粘土よりも柔らかいのですが、造形ができないわけではありません。
店内が閑散としていて、ちっとも客が来ないような暇時にハンバーグを作っていると、どうも遊びたくなります。
指で穴を穿ってみたり、手形を押してみたりというのは基本中の基本。エスカレートしてくると、塔を作り出します。
先端にふくらみを持たせれば、天に向かってそそり立つようなそれはまさしくチンコ。先端部に穴を開ければ、いっそうそれらしくなります。
「まさしく肉棒だな」と鑑賞していると、所詮はミンチの塊ですから、重力に負けてへにょりとしな垂れてしまいました。
何やら悲しいではないですか。
ローストビーフやたたきなどを用途として、牛モモ肉のブロックを販売しています。
オーストラリア産ですが、100g当たり98円という価格設定は安価だと思います。
バスケットボールぐらいの塊が、脂もスジも取っていないまま真空パックされた状態で入荷されます。それを開封し、脂を切り取って、かぶり(脂やスジが多いところ)を切り分けます。スジや血管を捌いてしまえば、後は適当な大きさの塊に切ってラップで包むだけです。
これで、鮮やかな朱を見せる牛モモブロックが店頭に並ぶわけです。
この、整形前の大きな肉塊がいやらしい。
整形をするために、まな板の上でふんぞり返っているモモ肉と対面したエンドウさんは、その迫力に圧倒されました。
見事なもんだと思い、それを平手で軽く叩いてみました。すると、ぱんっと小気味良い音を立てて、肉が震えます。手に伝わったのは柔らかな弾力でした。
その感触を、何かに似ていると思いました。
しかしそれが何だったのか、どうも思い出せません。正体の知れぬ既知感を確かなものにするために、もう一度叩いてみます。
変わらぬ触り心地が手に響きました。瞬間、電光石火のごとくその正体を思い出しました。
お尻を叩いたときの手ごたえによく似ている・・・。
これはおもしろい。硬いモモ肉のくせに、お尻のように応えるとはひどい淫乱です。
調子に乗ってぺしぺしと叩いていると、撫で回したお尻の感触や、腰を打ち付けるときの音が脳裏によみがえります。
思わず、「先輩!これ叩いてるとお尻叩いてる気分になりません?」と同僚に言ってしまいました。それを聞いた彼の、引きつった苦笑いを覚えています。
牛テールも販売しています。
これは食べたことがないのですが、煮込んでスープのダシにしたり、ぶつ切りにして焼肉で食べたりするそうですね。
冷凍された尻尾が一本ものの状態で来ますから、そのままでは売ることができません。解凍して、包丁で切る必要があります。ただし、牛テールの骨はなかなか太く、闇雲に刃を入れても到底切ることはできません。薄刃の包丁だったら刃こぼれする場合もあります。
しかし、ちゃんとポイントがあるんですよ。尻尾の骨は指のように関節があります。この間接に刃を通してやれば難なく切り分けることができます。裏側から触ってみて、ぼこっと飛び出しているところのすぐ横が弱点です。
問題なのはこの間接です。
ちょうど真ん中を切ってやればきれいに切断できるのですが、時には軌道がずれてしまうことがあります。そうなると軟骨の端を切ってしまったり、包丁を試行錯誤させているうちに切り口がいびつになってしまいます。まあ、商品自体に問題はありませんが。
下手くそに切ると、軟骨の部分だけがぽっこりと飛び出したような感じになります。読みを誤ってふくらみを作ってしまったエンドウさんは、何気なしにそれを触ってみました。
その、コシのある柔らかさという感触に衝撃を受けました。
これは乳首の感触そのものではないか!
もう、牛モモ肉の感触なんか比になりません。愛して止まないおっぱいのアクセントとも言うべき乳首の感触そのものです。烈火のごとく後輩(男)に「ねえねえ、これ乳首みたいだから触ってみて」とセクハラをし、「確かに乳首です」という言を取り付けました。
何だか嬉しくなって、卑猥な突起をくにくにと弄り回していましたら、「手つきが卑猥です」と言われました。しかし、愛撫はやめない。
そんなわけで、肉屋の仕事は刺激的で悩ましいのです。
このウラログへのコメント
・・・明日から肉屋の前を通ったら想像して思い出しそうです(≧m≦)どうしましょう^^;;
お肉屋さんの仕事って奥が深いね。今度ハンバーグの種でオチンチン作ってみよう(笑)
大変興味深く読ませて頂きました(笑)刃物とか匂いとか大変そうですけど、楽しそうですね~♪
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