- 名前
- エンドウ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 40歳
- 住所
- 愛知
- 自己紹介
- 精液を溜めすぎると身体に悪いという俗説があります。 実際には常に新しい精子が作られて...
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静寂に浸ってひとり思う
2005年12月10日 23:40
僕はその扉を開いた。
そこは部屋と言うにはあまりにも狭い空間である。一畳もないような大きさであるのだが、その一方で必要なものは揃っている。広さこそないが区切られた一角であり、きわめて個人的な空間であることから、個室と呼んでも間違いではないだろう。
丁寧に揃えられていたスリッパを履き、柔らかいカバーが掛けられた座椅子にそっと腰掛けた。露にした下半身に冬の寒さがしみて、思わず身震いをした。
しばしの間、中空を見つめる。やがて訪れた切なさにまぶたを閉じ、小さな吐息を漏らす。そして、こみ上げるものを開放した。
ちょろちょろ・・・ぶりゅ・・・・・・ぽちゃん
上体を屈ませて今しがた自分が産み落としたものを見やる。
快便だ。
エンドウさんはトイレが結構好きです。
自宅の中で一番好きな場所を挙げろと言われたら、自室かトイレかで大いに悩むことと思われます。実際、迷っています。
自室は小説や漫画、CDなどのいろいろな娯楽が揃っていますし、布団を敷けば惰眠をむさぼることもできます。むらむらっとしてきたらオナニーすることだってできちゃいます。
そんなわけで、パーソナルスペースとしては極めて優秀なはずの自室ですが、どこか落ち着かない一面があるんですよ。
突然妹が部屋に入ってくるかもしれませんし、留守中に親が断りもなく掃除をしてアレなものを見つけてしまい家族会議になることだってありえます。
しかし、トイレというのは自室以上の機密性を持っている場所だと思うのです。
トイレですることなんて大中小のいずれかしかありませんから(中はご想像にお任せします)、そんなところへ不躾に突撃してくる奴なんて常識的に考えればいるわけがありません。
まあ、鍵をかけ忘れたという痛い失敗をしてしまった場合はその限りではありませんが。
恋人を自室に招いていいことしたり、一緒にお風呂に入ってあんなとここんなとこ洗いっこするのはよくある話です。しかし、僕が私が糞尿垂れ流すとこ見て見て☆なんていうのは、よほど趣味的な少数派でしょう。
ですからトイレに入っている間というのは、後がつかえていない限り、極めて個人的な時間を過ごすことができるのです。
幼少時はわからなかったズッコケ三人組のハカセ君の気持ちも、今では手に取るようです。
トイレに篭っていると、妙に思考が冴え渡り、思いがけないひらめきが現れることがあります。また、とんでもないいたずら心が沸いてくることもあります。
誰にも干渉されないがために、その人の持つ本音のようなものが表れやすい状態なのかなと思います。なんとも匂いが漂う状態ですが。
場所を自宅ではなく公共の場へと移すと、公衆便所がそれにあたります。
ちょっと話がそれますが、男子トイレというのはどうしてまあ、あんなに臭いのか不思議でなりません。大と小とタバコの臭いのコラボレーションはむせ返るものがあります。女子トイレはそこまで臭うことはないというのに。はてさて。
さて、公衆便所は少しばかり個人性が下がりますが、代わりに匿名性が向上します。
そのひとつの表れが、いわゆる便所の落書きというやつではないでしょうか。
女子トイレにあるのかどうか知りませんが、男子トイレには必ずと言っていいほどエロス系の絵や文章が書きなぐられています。
顕著なのはマンコの形を記号化したものです。二重丸の中央に線を一本走らせて、周囲にちょんちょんと線が添えられたアレです。
手の込んだものになると、より実物に近いものが描写されていたり、チンコと結合した状態のものが描かれています。
また、「○○は淫乱!誰とでも生でやっちゃう」とか「××にフェラしてもらった。すげー気持ちいい!あいつの舌づかいはエロすぎる」というような怪文章が綴られています。そして、胡散臭い携帯番号が連絡先として添えられているのです。
こんなものは出来心からのいたずらなので、実際にその番号にかけても、超淫乱な女の子がコールに応えることはありません。まあ、つながらないでしょうね。
つながったとしてもいたずらに使われた番号の所有者が出てくるか、どこかとんでもない事務所に繋がったりするそうです。
取るに足らない寒すぎるストレス発散です。しかし、それらをいくつも眺めているうちに、いずれかは本当のことなのではないだろうか・・・という期待に似た疑念がその一角を見せます。
先日、「チンポだいすき。タマタマまでペロペロして、精子ごっくんしてあげる」という一文とその下に添えられた携帯番号が目に留まりました。
もしかしたら、というくだらない思惑という衝動に突き動かされたエンドウさんは、ネタでもいいのでとその番号にかけようとして・・・・・・凍りつきました。
文末のすぐ脇に小さく、こう書かれているではないですか。
「タクヤ」
男じゃねえか!!
これは無理。ネタとしても無理。
そんなエピソードも、トイレに味わいを添えるエッセンス。
エンドウさんはトイレが結構好きです。
このウラログへのコメント
最初風俗の個室に入ったのかと思った(笑)女子トイレも臭いしイタズラ書きがいっぱいだよ。
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