- 名前
- 狭山の卓也
- 性別
- ♂
- 年齢
- 66歳
- 住所
- 埼玉
- 自己紹介
- 自由コメント:いい人(よくいわれる、ダメですね。) 恋愛に大切な事:思い 出会う前に...
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待ち合わせ時間の30分前に到着
2025年06月17日 00:11
時計の針が午後3時を指すと同時に 僕はいつもの喫茶店で待ち合わせた
彼女は遅刻魔のようで いつも約束した時間を10分は過ぎる
その間に僕はコーヒーを注文して 彼女を待つ
ドアが開いて彼女が入ってきたとき 僕の鼓動は跳ね上がった
今日は彼女の表情がいつもと違う気がした
「おまたせ♡」と言って彼女は座った その声は少しだけ震えていた
「どうした?」と僕は尋ねた
彼女は少し考えるように下を向いていた それから顔を上げて言った
「あなたに伝えたいことがあるの♡」
僕の心臓は激しく打った この瞬間が僕の人生の最も重要な瞬間だった
「何?」と僕は尋ねた
「私はあなたのことが好き♡」と彼女は言った
僕は息を呑んだ この瞬間が僕の人生で最高の瞬間だった
「俺も」と僕は言った
彼女は下を向き呟いた「父にうちの会社が苦しい状況で取引先の社長とお見合いしろと言われた♡」
「今時お見合い?」「その社長が私を気に入っていて融資するといっているらしい♡」
「嫌だよ!俺は君が好きなんだから!」
「私もあなたが好き でも父の会社を救うためにお見合いするしかないの♡」
僕の頭の中は混乱していた 彼女と離れたくない気持ちと彼女の父の会社を助けるという義務感
僕は何も言えずただ彼女の顔を見ていた
彼女は涙目で下を向いていた その表情がとても切なくて悲しかった
数分が経過して 彼女は顔を上げた
「ごめんなさい 今日は帰ります♡」と彼女は言って立ち上がった
「待って!」と僕は言った
彼女は振り返り微笑んで言った「さようなら♡」と言って喫茶店を出て行った
僕は呆然としていた 彼女が去っていく姿を見て胸が痛かった
その後の数日間 僕は彼女に連絡を取ろうとしたけれど 彼女は電話に出なかった
お見合いをしたのだろうか?彼女は幸せになれるのだろうか?
彼女からメールが「見合い終わったよ 意外とカッコイイ社長だった
私より素敵な女性が見つかりそうと伝えたら 笑って融資はすると言ってくれた♡」
「追伸 私を奪う自信は無かったの じっくり話し合う必要がありそうです♡」
僕は良かったのでしょうか 彼女と会うのが怖いです・・・
あなたに幸せな時間が訪れますように








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