おやじ4人旅2日目

結局夜一番遅くまで起きていた私が朝も一番早く目覚めてしまった

明け方の4時過ぎに外で物音がしたような気がして起きてしまったのだ

管理人の言葉が脳裏にあったからなのだろう

みんなを起こさないように表の様子をうかがうと、鹿が逃げていくのが見えた

いや、熊じゃなくても鹿でも野生となると恐ろしいけど、、、

と思いつつ、本来は彼らの居住地だったところにお邪魔してるわけだし、通報はしなかった

目が覚めたので朝のコーヒーを淹れてテラスで飲んだ

肌寒い山の中で明け方に飲むコーヒーは美味いんだよな

辺りを散歩

テントサイトにはたくさんファミリーキャンパーがいたようだ

同じように目を覚ましたテント泊のオジと目が合う

都会ではしないけどここだと挨拶しちゃうんだよな

敷地内の露天風呂は6時30分からとの事

6時30分まで待って一番風呂でもいただこう

コテージに戻ると高血圧オジがテラスに座っていたので、お湯を沸かしてコーヒーを淹れてやると美味そうに飲んだ

案外昨日の記憶は残ってるらしい

コテージの周りをなんとなく歩いていたら鹿の糞を発見

鹿がいたことの証しだ

高血圧オジに糞を見せると驚いていた

そうこうするうちに6時30分だ

急いで露天風呂に向かった

入口には大量の靴

しまった！
出遅れた！
考えることは皆同じ

あまり広くない露天風呂は芋洗いの如き有様

それでもなんとか浸かって15分で出た


コテージに戻るともうみんな起きていた

またテキパキと後片付けを始めている

ビジュオジが炭に火を入れようとしているのを制止した

今から火入れしたら消えない炭を炭置き場に捨てる事になるからというと「水かけて消せばいいじゃん」とまた昭和のキャンパー発言

そんな事をしたら水蒸気爆発みたいになって、周りのサイトにまで湯気が行ってしまうから、令和のキャンパーの間ではそれはマナー違反とされている

そう諭して自前のカセットコンロを出して朝食の用意を始めた

昨夜焼きそびれた野菜を炒め、スクランブルエッグと那須のソーセージ

道の駅で買った全粒粉のパンは、少なかったので小さくちぎって中華鍋でバター炒めにしてプレートに盛り付けた

良い朝めし
写真撮るの忘れた、、、


朝食をとりながらこの後どうするか相談する


塩原をこよなく愛しているビジュオジがまだ塩原温泉に残っている数少ない混浴露天風呂を3つ紹介したいと提案してきた

おやじ4人旅を締めくくるにはそんなロマン溢れる提案に一同大賛成

女性が入ってくる事は滅多にないらしいが、混浴という言葉にはロマンがある

片付けのピッチも上がり、良い年のおやじどもが子どものようにはしゃいでいる

うーん、、、楽しい


続く

※裏で続けようと思ってたら急に仕事になって日にちをまたいでしまったので表で続けることにしました