- 名前
- はる(*^^*)
- 性別
- ♂
- 年齢
- 54歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- ソロキャンプに一人メシ、一人温泉を自由に楽しんでいます 仕事は忙しいけど、合間に自由...
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おやじ4人旅1日目
2025年06月09日 09:23
それぞれが別々の個人事業主だけど同じ職種の仕事仲間で、1年に何度か仕事の融通もしてる関係のおやじ連合が
1年に1度「勉強会」と称して塩原温泉のコテージに宿泊する日が来た
会の中では私が一番年下だが、会を仕切るのは私の役割となっている
皆、それぞれに濃密に熟成された人生経験の持ち主で一癖も二癖もある人物だが
この日ばかりは単なるバ◯おやじになる
塩原の道の駅で集合し、各々が食べたいモノを買い物カゴに放り込み、地元の精肉店で大田原牛を買い、その近くの地酒店で日本酒も一升瓶で買い込んだ
コテージに到着すると、さすがに皆職人だけあってテキパキとバーベキューの準備を行う
一頻り準備が整うと、敷地内にある無料の露天風呂に飛び込んだ
その露天風呂では酒の持込みは禁止されていないため、みんな自前のビール片手に裸の付き合い
風呂から上がると血圧が高めのために早く上がったオジがコンロの木炭に火入れしてくれていて、早速バーベキューの始まりだ
指示しなくても段取りがスムーズで何もストレスが無い
ビジュに拘るオジが大きなクーラーボックスに大量に氷を入れてそこに各々が買ってきた缶や瓶のビールが入っている
確かにこのビジュはお祭り感が高まって良い効果をもたらしてくれる
肉や野菜が焼ける音に氷から取り出した酒で盛り上がった
酒が進むと各々の女性関係の話し
ビジュオジが結婚することになった事を明かす
お祝いムードで祝宴は最高潮に
ビジュオジはバツ2だが、最後に結婚していたのがもう20年も前で、この間不倫していたが一昨年前にその女性は病気で他界し、その哀しみから立ち直っての結婚である事を私だけが知っていた
喜びはひとしお
心から祝福した
最年長のオジが道の駅で買ってきた高目のワインを開ける
乾杯2回目
高血圧オジの声がだんだん大きくなっていく
下ネタも大きな声で喋る
管理人が回ってきて、「先程、役所からこの先で熊が出たので食材は出しっぱなしにしないで中に片付けてから就寝して下さい。あと9時からはテラスで話すのは控えて下さい」と言われ、盛り上がりに少し水を差される事になった
まあ、最近のキャンプ場では当たり前のマナーなのだけど、昨年はそんな事は言われなかったので、やはり高血圧オジの声が大きすぎたのだろう
それでもワインを2本空けて日本酒に突入する頃にはみんな声が大きくなっていた
ビジュオジがワインのウンチクを語る
彼によるとこのワインには安息香酸Naが含まれていないから、悪酔いはしないとのこと
確かに飲みやすく何杯でも飲めてしまう感じだった
9時を過ぎたので一番酔が少ない私が食材をコテージの中に移動させ、みんなを中に入るように促す
いつもは酒に強く飲んでも冷静なビジュオジが、床で寝てしまった
いつになく楽しそうにしていたのは、結婚を仲間に明かして祝福してもらえた事が嬉しかったのだろう
起こさずに掛け布団だけかけてやった
高血圧オジもフラフラだ
寝床から何か喋ってるが喋り声が聞こえなくなるのに15分くらいだっただろうか
ビジュオジも高血圧オジもイビキが凄い
最年長オジと私はもう少し喋っていた
最年長オジはバツイチで今は悠々自適の一人暮らし
ここへも趣味のスポーツカーで来た
年齢は私より5歳年上、職人としても私より先輩なのだが、仕事の質は私の方が上回ってしまっていて、最近はよく技術的な相談もしてくる
職人の世界では年齢より仕事の質が高い方が偉いという事になるが、私は彼を立てているから良い関係でいる
最年長と最年少が話し込む夜となった
裏へ続く








このデジログへのコメント
いろんなオジがいて、それぞれてきぱき手際の良さが文章からつたわってきて
想像しながら読みました、めっちゃたのしそう笑。
> soireeさん
今の仕事を始めた頃は都内に40人くらいの仲間がいたんですけど、11年経過して残ったのはこの4人なんです。段取り良く仕事をする職人だけが生き残ったって事かなって思いました
風景が思い浮かばれるような描写。
楽しそうなオジ会°・*:.。.☆
苦労もわかって同業。話が弾む夜だったのでしょうね。
> 柚餅子さん
普段はみんな個々で現場に行って誰とも話さず淡々と孤独な作業なので、たまに集まってのガス抜きが必要なんです(^_^;)
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