幼馴染の彼

ふざけて何でもできちやう　けど負けたくない　頑張ってさせてあげるわ
お尻で迫っての誘惑　私本気よ　勝負してるの　好きなんかじゃありません！
　
ホントは愛なんて嫌いよ　でもしょうがないじゃない・・・好きなんでしょ
「私ってホント馬鹿ね　でも好きよ！♡」

「ねえ　ちょっと　その好きって　どっち？」
「どっちでもいいでしょ　そんなこと訊いてどうすんの？♡」

「いや　まあ　なんとなく」と言葉を濁した
彼はまた本を読み始めた　そしてページをめくった　私は彼の横顔を見つめた

彼はとても可愛い顔をしていると思う　特に瞳が美しい　
その瞳に見つめられると何でも許してしまいそうになる　

彼は私の視線に気付いたのか本から目を離し私の方に顔を向けた
「どうしたの？」私は慌てて目を逸らした　そして誤魔化すように言った

「別に　何でも無い♡」すると彼は立ち上がってこちらに近づいてきた　
そして私にキスをした　突然の事で頭が混乱した　どうして良いか分からなくなった　

心臓がドキドキしている　顔が熱い・・・でも嫌じゃない　むしろ嬉しいと思った　
もっとして欲しいと思ったくらい　でも恥ずかしくてそんな事言えなかった
　
だから代わりに彼の胸に顔をうずめた・・・

あなたに　素敵な　時間が　訪れます様にsayamanotakuya