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世界最大の貝

2007年08月31日 21:29

夜中に目が覚めて、眠れないのでテレビをつけたら「世界最大の貝」に関する番組が放映されていた。NHK生きもの新伝説 ダーウィンが来た!」の再放送である。

「世界最大の貝」は、「オオシャコガイ」という南の海に生息する二枚貝で、大きいものは最大長1メートルを超え、体重は200キロにも達するという。寿命は100年以上にも及び、ダイバーが足を挟まれて逃げられずに窒息死したことがあると言われ、「人食い貝」の異名もあると紹介された。

この大きな貝、何を食って生きているのかというと、実は「何も食わず」、体の表面の組織が光合成をし、それを養分にしているのだという。だから、比較的に浅く、きれいな海に棲む。

それなら「植物」ではないか、との思いがわいたのだが、この貝、分厚い殻を開け閉めするだけでなく、口と排出口を持ち、勢いよく水を吹き出したりするのである。口の奥にはエラがあって、そこで呼吸し、産卵期には排出口から精子卵子を吹き出し、外で受精させるのだという。そして稚貝の時には移動もする。

そんな動物がいるのかと、もう少しネットで調べたところ、光合成するのは「共生藻」と呼ばれるもので、貝類には他にもよくあること。「人食い貝」の点は、殻を閉じるスピードは遅く、それほど危険なものではないとの記述もみられた。貝の年齢は、殻の「年輪」から分かるらしい。


撮影の舞台パラオで、番組では日本語を話す原住民たちが紹介された。パラオ人口2万人余。第一次大戦後、ドイツ植民地から日本の委任統治領になった。19世紀、ヨーロッパ植民地となり、天然痘などの疫病が持ち込まれて人口が激減していたところに、圧倒的多数の日本人が移住し、先の敗戦まで約26年間、日本による統治がなされた。このため現地には今も、日本語がかなりの程度生きているという。過去の大統領を初め、有力者には日系人が多い。

私は一度も行ったことはないが、若い人を中心とする日本人観光客の多いパラオではかつて、酋長の娘と日本人の青年との結婚など、日本人との間にさまざまなドラマがあったのだ。

このデジログへのコメント

  • misa 2007年08月31日 21:40

    初めまして☆
    日記が面白くて見入っちゃいました(^^ゞ
    貝が光合成するのにびっくり!

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