- 名前
- もや
- 性別
- ♂
- 年齢
- 115歳
- 住所
- 大分
- 自己紹介
- ・・・・・。さびしく暮らしています。
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
安倍総理の突然の辞意表明
2007年09月13日 23:59
昨日の「安倍総理 辞意表明」のニュースにはびっくりした。衆議院本会議の代表質問開始直前の辞意表明。当初「代表質問に答えられない」と伝えられた。
総理本人は午後2時から記者会見し「テロとの戦いの継続(テロ特措法の延長)は、何としてでも実現せねばならないが、先の参議院選挙の結果を受け、困難な状況になった。この局面を打開するためには、新しい総理の下で取り組むことが必要と判断した」と述べた。
記者会見を受け、政界では「総理の職を賭して取り組む、と言ったばかりじゃないか」「国会で所信表明をし、代表質問を前にして・・こんなことは聞いたことがない」「無責任だ」「敵前逃亡と同じ」「参院選直後に辞めるべきだった。最悪だ」・・・。さすがに、擁護する声は皆無といった状況で、厳しい批判が相次いだ。
全く、何の解決にもならない。奇妙な判断だ。麻生自民党幹事長によれば、総理は二日前から辞意を漏らし、麻生氏らが「テロ特措法は、参議院で否決されても、衆議院に戻し再可決すればいいではないか。自衛艦は一旦、引き揚げても、再派遣すれば、国際社会に対するメンツは立つ。政治状況は分かっているのだから、理解してもらえる」と説得に当たってきたという。
安倍総理は一夜明けた今日、慶応病院に入院。「機能性胃腸障害」と診断されたが、診断名はともかく、鬱(うつ)が原因の「ノイローゼ」状態だろう。
報道される情報からすると、安倍総理がおかしくなったのは、シドニーでのAPEC首脳会議の直後から。会議後の記者会見で「テロ特措法の延長は、職を賭して取り組む」と決意表明。司会者が会見の終了を告げようとした後も「総理の職にこだわることはありません」と付け加えた。しかも、ここまで表現することについては、与謝野官房長官らも全く聞いていなかったという。
私には、このニュースを聞いたとき、「お友達内閣」「お坊ちゃん育ち」というイメージが真っ先に浮かんだ。
祖父は元総理大臣の岸信介(その弟は佐藤栄作元総理)、父親は総理大臣の最有力候補といわれた大物政治家の安倍晋太郎。政治家の名門に生まれ、小学生時代には、元警察官僚で内閣官房長官秘書官を務めた平沢勝栄代議士が東大法学部の学生のときに、家庭教師についたというエピソードのある「お坊ちゃん」。
神戸製鋼所の社員だったが、父親の晋太郎が外務大臣になったのを機に、その秘書官になったのが政界入りの始まり。父親の死に伴い、その地盤を引き継いで衆議院議員に。以後連続当選(当選4回)。
小泉前総理に重用され、官房副長官として北朝鮮の金正日総書記との首脳会談に随行(日朝共同宣言に調印、拉致被害者5人が帰国)。その後、自民党幹事長、内閣官房長官を経て同総理引退の後、最年少の総理大臣に。
順風満帆の出世。これまで挫折らしい挫折など、味わったことがないのであろう。総理就任当初の支持率は70%を超えていた。
ところがその後、相次ぐ閣僚の不祥事や年金問題の発覚で、支持率が急落。そんな中で参院選を迎えて、大敗北。ブッシュ大統領と約束していたテロとの戦いの一つ、テロ特措法の延長が大ピンチに。参院選前に「安倍を選ぶか、小沢を選ぶか」を選挙テーマにしたため、「辞めるべきだ」の声が強く、支持率は低迷。内閣は改造したものの、自民党内でも批判がくすぶっていた。
シドニーでブッシュ大統領やハワード豪首相らと会い、ピンチのテロ特措法の延長問題につき、強い要望を受けたのだろう。純粋無垢の総理には、それがとてつもない負担になったのではなかろうか。
私の住む大分に、衛藤晟一という自民党の参議院議員がいる。かつては衆議院議員だったが、2005年の「郵政国会」で郵政民営化法案に反対票を投じ、解散総選挙で自民党の公認がもらえないまま、落選。浪人していた。
彼と「お友達」の安倍総理は、今回の参院選で、公明党の猛烈な反対、党内の反対意見を押し切って、自民党の比例候補に入れて当選させた。その熱意はすごいものであった。
「お友達」を、徹底して大事にする。正義感というか、責任感というか・・「清く、正し
い」教育を受け、純粋そのものの人に見えてきた。苦労や挫折を経験したことのない「お坊ちゃん」のもろさが、今回の辞任劇の原因か。
このデジログへのコメント
書きたかったのは後段部分でしたが、日付が変わるので時間がなく、後半が雑になりました。23時59分に投稿。
逆境に耐えきれないなんて(;´m`)せっかく「頑張る」と言っていたのに残念です。無責任にも程があります‥
コメントを書く