- 名前
- 玉こんにゃく
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 「海を見ていたら自分の悩みがちっぽけに思えてきた」という人とはわかり合えないと思います。
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今日の1冊その22
2024年12月18日 21:46
映画館のポップコーンはキャラメル派。
こんばんは。玉こんにゃくです。
「ゆうべの食卓」角田光代
ありふれた日常を料理を通して描く小説。
家族の離散、恋人との別れ、習い事の帰りにする買い食い、一人になって初めてつくる料理、最後に食べた母の料理。
食べることで、既成のデートなんてしなくてもいいと気づいたり、本当に大切なものは調味料だと諭されたりして、主人公たちはそれぞれの日々を生きる。
「若いときってなぜか極端に考えちゃうよね」の言葉が身にしみるのは、私がまだひよっこだからだろうか。それとも精神が老いてきたからだろうか。
終始軽いタッチで書かれているのに、ところどころに哲学的な文言があらわれてドキッとさせられる。
それにしても、料理の描写や食べるシーンを描くのがうまいのは断然女流作家だな。
「おふくろの味」なんて、案外名前のない一皿なのかもしれない。
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