『モンスター』 (2003')

2か月ほど前、この『モンスター』のDVDをAmazonのマーケットプレイスで買ったんだけど、状態がすごく良い品だった。(自慢)

...と思ったら最近、アマプラで観れるようになってるし。笑
観た事無い人は是非観て欲しい。


この映画には個人的に思い入れがあって、10代後半の頃に観た時にすごく印象に残っていた。
あれからずっと「どんなんだったかなー」ってもう１回観たいとずっと思っていた。
やっぱり良い映画だった。
僕は同性恋愛モノが特別好きとかそんな事は無いんだけど、やっぱりシャーリーズ・セロンの演技力がすごかったわ。

半年前に『アトミック・ブロンド』を観た時は
「綺麗なお姉さんすぎる」
「カッコ良すぎる」
「え！？あの階段の戦闘シーン、ワンカットで撮ったの！？」
ってぶったまげてたんだけど、
この『モンスター』のシャーリーズ・セロンはすごく汚いし、カッコ悪い。
そういうキャラクターだって分かってるんだけど、臭そうだし、ガチで不潔感がえぐい。笑(褒めてます)

現代なら、このキャラクターは何らかの障がい者に当てはまると思う。
僕は病気に詳しくないから分からないけど、多分ADHDとかそういう感じの。
なんか仕草もおかしなところがあったし。

アイリーンはどうしようもなく不器用な人間。
カタギとしての生き方、働き方も知らない。
人間関係も侘しく、ホームレス仲間の爺さんくらいしか頼れる人がいない。

それでもセルビーと一緒にいたくて、その為に殺人に走り、金品を強奪し、嘘をついて誤魔化して、でも誤魔化し続けるのには限界があって、結局はセルビーにも見限られて破滅してしまう。
セルビーと出会っていなかったら、この人の人生は違っていたかもしれない。


シャーリーズ・セロン、マジで好き。すごい人だわ。
この映画のシャーリーズ・セロンは嫌だけど。笑