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黙而識之

2024年08月15日 00:07

黙而識之

清英の本日の書作品は

「默而識之」もくしてこれをしるす
じっくり学び、知識を得る!
そのうえで、
さまざまな情報や意見の中から、自分の考えを深めていく!
参加している書道グループの課題です。、
【述而・第七】149-7-2
[要旨(大意)]
孔子が理想と考える教育者像について穏やかに述懐している章。

白文
子曰、黙而識之、学而不厭、誨人不倦、何有於我哉。
 
[訓読文]
子曰ク、黙シテ之ヲ識シ、学ンデ厭ハズ、人ヲ誨ヘテ倦マズ、我ニ於イテ何カ有ラン。
 
[カナ付き訓読文]
子(し)曰(いわ)ク、黙(もく)シテ之(これ)ヲ識(しる)シ、学(まな)ンデ厭(いと)ハズ、人(ひと)ヲ誨(おし)ヘテ倦(う)マズ、何(なん)ゾ我(われ)ニ有(あ)ランヤ。
 
[ひらがな素読文]
しいわく、もくしてこれをしるし、まなんでいとわず、ひとをおしえてうまず、なんぞわれにあらんや。
 
口語訳文1(逐語訳)]
先生が言われた。文句を付けず過去の文化をよく書き残し、学んで嫌がらず、人を教えて飽きない。こんな事は私にとって、何でもない。
 
口語訳文2(従来訳)]
先師がいわれた。――
「沈默のうちに心に銘記する、あくことなく学ぶ、そして倦むことなく人を導く。それだけは私に出来る。そして私に出来るのは、ただそれだけだ。」(下村湖人『現代訳論語』)
 
口語訳文3(井上の意訳)]
先生(先生)が言われた。「黙って物事を記憶し、学ぶことを厭わず、人を教えて面倒におもったことがない。わたしにできるのはこれぐらいのことでしかないのだから。」
 
[語釈]
黙:黙々と、沈黙のうちに。
識:知る、理解する。また「しるす」と読み「記憶する」と解釈する説もある。
黙而識之:口に出さずに心のうちに留め置くこと。
学而不厭:学び求めて途中で嫌になったりしない。
誨人不倦:人に教えて飽きたりしない。「誨」は「教」に同じ。
何有於我:「何有」は「なんぞ~あらん」「いずれか~あらん」とも読んで、「これ以外何が私にあろうか、何もない」の意。この語は「子罕第九の15(通し番号220)にも見える。
哉:「や」と読み、「~か」と訳す。疑問の意を示す。

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