- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「異端の鳥」レビュー☆
2021年10月07日 01:15
ペトル・コラール主演他。僕は、生きて、家に帰る。発禁の書、半世紀を経て奇跡の映画化。東欧のどこか。ホロコーストを逃れて疎開した少年は、預かり先である一人暮らしの老婆が病死した上に火事で家が消失したことで、身寄りをなくし一人で旅に出ることになってしまう。行く先々で彼を異物とみなす周囲の人間たちの酷い仕打ちに遭いながらも、彼はなんとか生き延びようと必死でもがき続ける。人はなぜ異質な存在を排除しようとするのか?ホロコーストの源流を辿り戦争と人間の本性に迫る、美しくも残酷な衝撃作。第76回ヴェネチア国際映画祭ユニセフ賞受賞作。
5/10点!!かなりの鬱映画で映画祭で退出者が続出したということで手元にありながらも中々観ることが出来ずにいました。落ち込んだ時は悲しい映画を観たいタイプだけど、これはその度を遥かに超えているというか、これまでの人生の後悔のすべてを思い出してしまいそうな映画でした(爆)ホロコーストものにあるハラハラドキドキとか感動または悲しくて号泣のようなものは全くなく、この世に存在するすべての悪行を集め、それを淡々と見せていく3時間でした。3時間・・・長かった。割と最初の方で、この子はこれまではどんな生活を送ってきた子なのかな?と考えていました。こういう映画を観ると、人間ってやはり存在しない方が良いんじゃないかな?とか考えてしまいますね。こんなにバラエティ豊かに同種を傷つけ、楽しみ、逃げる動物はいないのではないでしょうか?また殺さず生かしたまま生殺しで人の悪意を浴び続けるというのは、ラストまで心が何度も死んでいるし、弱い人間ほど自分で考えるのを放棄し、人に同調するものだから、真っ当な神経の持ち主がこの世で生きていくのは、とてもハードルが高いことだと感じました。でも、子どもが主人公のホロコースト映画で退出者が続出するR15指定でユニセフ賞受賞って対象者誰?と思わずツッコんでしまいました(^^;) 2020年公開。
このデジログへのコメント
マイノリティは辛酸を舐めさせられる
自分の非を排除しても避けがたい苦難
私も結構 少数派だから 体験談ーー
『不幸中の幸い』
冷静な自己分析力を得られることかな
「この状況で どうすれば助かる?」
> まんかつさん
それはありますよね。でも世界中に敵視され実害被るのが避けられないというのは想像しきれないものがあります。
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