愛の充電とも呼ばれるけど

知的障害児の新5年生Sくんの授業に行きました。

Sくんはいわゆる「ゆっくり学ぶ子」なのですが、その分、同学年の男子と比べると幼くてかわいらしいです。
2年生から指導を始めて、もう3年になりますが、私の帰り際に必ず玄関まで送ってくれます。
そして「先生、ハグしよう！」と毎回言うので、毎回ぎゅーしちゃいます（保護者の許可済み）。
かわいくて連れて帰りたくなるんですが、Sくんに今日は異変が！

「先生、僕はもうハグは卒業するから、ハイタッチしよう！」と。
えー、ハグないのか、残念。
コロナのこともあるし、やたら触るのはよくないし、そろそろ卒業するお歳だし。
待てよ、コロナを考えるならハイタッチもどうなん？
いろいろ疑問はあったけど、ハイタッチはさせていただきました。
「先生、またね！」と手を振ってもらってお別れしました。

待てよ、これは親に言われたかな？
ハグはダメって。
思い返せば、Sくんは伸び盛りなので、性格はかわいいままでも身長は大きくなってきました。
教育者として話をするなら「男の子の場合、大人の胸の高さまで身長が伸びたら、女性教師はハグは控えよ」ということになっています。
言うまでもなく女性にはおっぱいがあり、子供がその高さになる年頃にハグをしたら顔におっぱいが直撃し、男児だとそれが刺激になる場合があるからなのですが。
かわいいSくんもそんな年頃になったということか。
なんかちょっと先生残念…いやいや、成長を喜んであげないと。

私の生徒は大半が中高生や浪人生なので、小学生は少数派です。
ひとりの小学生を3年も継続して指導したのはSくんが初めてで、ありがたいことに中高生とは全然違う「成長」を見守らせていただいています。
普通の子ならあと数年で生意気な思春期に突入しますが、Sくんのそんな姿を想像できません…。

まー、もうこの仕事長いですからね。
若かりし頃の生徒なんか、めっちゃかわいかったのにハグどころかハゲになったやつもおるし（爆）。
以前は「ひとまわり年下」なんか、すっげー若いなーって思ってましたけどね。
今はひとまわり年下は立派なオッサンですわ！

…もちろん、自分のことは棚に上げていますよ。
オッサンのひとまわり年上の私は完全なオババです、ええ、わかってないわけじゃないです（汗）。

写真は今日のおやつ、シャインマスカット。
季節外れだと思うんですがおいしかったです。