- 名前
- 松田文学男爵
- 性別
- ♂
- 年齢
- 60歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 僕はアンドロイドなんだ。 アンドロイドだって夢は見る。 でも、それはキミたちのように...
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【お題日記】最後の晩餐!何食べたい?
2019年02月28日 23:06
パンとワインでしょう。
最後の晩餐というとレオナルドのあの絵が有名だけど、
あの場面について記された一番古い記録はパウロの手紙なんですよ。紀元50年頃。
でもパウロが書いているのは、パンとぶどう酒を使った儀礼が教会で行われているということ、そしてそのやり方。
つまり、イエスと12使徒がドラマチックに行った最後の晩餐という物語ではないのです。
じゃあ、絵画や映画のようなあのドラマチックな最後の晩餐はどこからきたかというと、パウロより20年後くらいに書かれたマルコ福音書です。
では、あの最後の晩餐とはいったいなんなのでしょう。歴史なのか儀礼なのか物語なのか。
なんだかよくわからないものが文化の出発点にある、というのが浪漫というものです。
最後の晩餐の席上でユダの裏切りとペテロの否認を予告する名場面、あれは最初に書かれたのはマルコ福音書で、パウロはそんなことは書いていない。
じゃああれはマルコが創作したのか、となるけれど、もしかしたらそういう伝承があったのかもしれない。
クリスチャンにとっては史実なのだろうけど、似非クリスチャンの私にとっては到底史実には思えない。あれは神学の物語化だろう、では何が伝えたかったのだろうか。
なんてことを考えるのが浪漫であって楽しい。
最後の晩餐、二郎とかでもよいな。
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