けっこう腹立つ

今日は愛車について、熱く語りたいと思います


そう、私の大事な大事な愛車

正しくはアンの将来の愛車

フェアレディＺ３３



雑誌での評価や、ネットなどでの口コミ


ほうぼうを見渡して、絶賛する人もいれば酷評する人もいます



ではでは、ヘヴィユーザーのイチゴ様が

フェアレディZ33とはどんな車なのか

解説したいと思います



まず、エンジンから

日産が世界に誇るV型エンジン、VQ35DE（前期・中期に採用され後期はVQ35HRになりました）

エルグランドやフーガなど、他の日産車にも使われているエンジンですが


「ミニバンと同じエンジンはやだ」とか「高級路線にしたとしても、かったるい回り方」とか



うるせえな


はい、まずはここが大事

（本気でアクセル踏み込んだことの無いヤツが言う台詞）です


おそらく最近の車ユーザーさん、もしくはちょっと高速でブイーンと加速した程度の意見ですな


まず、このエンジン

かなり速いですよ


そりゃ、上を見たらキリがないし

素晴らしいエンジンはどのメーカーでもいっぱい出してるし

1番でないことくらい、わかりますが



ダメと言われたエンジンが、色んな車で採用されるわけないじゃん


で、「高回転でのトルクがない」など言う輩もいますが


本来中回転域でトルクピークをむかえるエンジンですから

高回転でトルクがピークほど出るわけがない


おそらく、それらの意見を言う輩は

トルクと馬力を勘違い、あるいはごっちゃにしてると思われます


現に私の愛車

トルクピークをむかえる4500回転付近の加速においては
レクサスLS程度なら、余裕でチギれます

2JZ（もちろんターボ）を載せたアリストも、余裕でバックミラーに葬り去れます

要は「てめーがビビってアクセル踏んでない」くせに、車のせいにするんですね


「友達のを借りて乗ってみたけど、たしかに高回転まで回らなかったよ」

なんておっしゃる方もいますが

それは、その友人が（高回転までほとんど回さずに乗っている）からです

理論上回る、と
普段回してないから、は別物です


普段、そんなに頻繁でなくとも

およそ前回の給油から今回の給油までの期間の間に、最低1度、数秒以上レッドゾーン付近まで回してるエンジンと

いつも低速トルクだけで十分だから、とせいぜい4000回転程度を上限としてでしか回してないエンジンでは


雲泥の差です


そんなメンテナンスと無縁な、貧相なエンジンのZにちょっと乗ったくらいで

人の愛車の酷評してんじゃねぇよ




次に足回り

「固くてハネる」とか言ってますが

それは、全ての組み合わせが上手ではないからです



すごい良い足だよ、とは私も言いません

ただ、ひと手間かけるだけで劇的に変わります



そもそも、足回り＝スプリングとダンパー（俗に言うサスペンション）と思ってる方は多いですが

足回り＝駆動部分を除いた、ストロークにかかわる全ての部品を指しますからね？



サスの味付けが下手～とか

ダンパーがあってない～とか



車重、搭乗人数×体重、駆動形式や積載物位置・重量、Cd値などなど

色んなものを計算しつつ、減衰力やバネレートを決めるもんだからな？


マルチリンクがダメだとか、ストラット最高とか

色んな意見が飛び交いますけど


ポルシェを例に挙げると

フロントがストラットでリアがマルチリンクなんだけど？

と言うと


「あぁ～・・・ポルシェもやっちまったな～」な～んて言うアホもちらほら


けっこう昔から、この組み合わせでポルシェって911作ってるじゃんか


なるべくキャンバー角が変更しない、少ない範疇で済むように

エンジンを載せ主軸となるリアに、マルチリンク採用してるんじゃないのかい？


「キャンバーはガッツリつけないと」

いやいや、それやってるの
田舎の遅いVIPカーくらいだからな？


見栄えが良いとか勘違いしてるけど

あいつらドリフトとかしねぇからな？


何より

エンジンのトルクをフルに使いたいのに

何でわざわざタイヤの接地面積、減らしてんだよ


で、何で鬼キャンにしてるのに

タイヤ太いの履いてんだよ



と、そんな車を見かけるたびに毎度毎度心の中でツッコんでます


足回りのセッティングは、私たちの生活で言う
「シューズ選び」と「紐で縛ることによる、足へのフィット感」に似ています


体育祭のときなんか、普段の通学用ローファーから

キッチリ運動用スニーカーに替えたりしませんでしたか？

紐でギューっと締め付ければ締め付けるほど良いというわけではなく

（私はこのくらいで紐をしばると、本領発揮できる）って

具合の良い縛る位置、強さ

ありませんでしたか？



車の足回りも同じです


材質がスチールだから、動きがしなやかじゃないこともあるし

アルミだからこそ、アームがフワフワしちゃうって事だってあるし


それらを交換したり、モノによっては調整したり


そうやって「世界に1台だけの、自分が求める車」を作り上げていくわけですよ




雑誌で、あるいは伝聞で


モノの上限を「ここだ」と決めてかかるのは



「もうこれ以上は、良くならない」と投げ捨てるのと同じ



それでいいや、の妥協をした時点で

「お前の天井は、そこまでだ」と他人に言われても仕方ないようなもの



ある程度の妥協も含め、メーカーはなるべく万人に受け入れられるテイストで

車を市場へ投入します


フルノーマルの状態で満足できるなら

それはそのセッティングが「あなた好み」であったということ


私の場合は「私が標準よりも軽いから、段差で私ごと跳ねちゃって運転しづらい」と思ったから

1つずつ原因究明して、改善していってるだけ



どの車にも、オーナーさんの抱える「良い部分」や「悪い部分」、「こうなったらいいな」なんてものは

存在します


「まあ、これでいいか」と私は思わないだけ


「乗ってて楽しい車にするぞ」や「私が乗りやすい車にするぞ」と動くだけ


それで、試行錯誤したりパーツを交換・導入したりして


ピシャリと狙い通りの動きになると「おっしゃ～～～」となるだけ



世の中、色んな好みや事情などなど


人それぞれあるわけです



スポーツカーに乗りたい、ミニバン所有者や


SUVを転がしたい、軽トラ愛用者だっているわけです


その並びで、私も「Zを気持ちよく走らせたい」というカテゴリにいるわけですよ




修理もカスタムも自分でやらねえくせに、人の車を知識だけで偉そうに語るなや((emoji:f6b
e))




と、不満をぶつまけつつ愛車について語ってみました