帰り道

久々に、娘をお迎えに大学へ出向く



待ち合わせのベンチ、いつもの場所




少し時間が経って、ドアが開く


娘が私を見つけ、全力で走る


短いスカートなのも気にせず、走る



私「I’m」（ここよ、の意味で私はよく言います）

駆け寄りジャンピングハグするアン


軽く、しなやかな身体で

私に強く優しいハグをする

アン「今日はママがお迎えに来てくれたの？お仕事はもう終わったの？」
※会話は全て英語です、毎日英語でウンザリなので日本語で書きます


私「今日の午後はこっちで顧客に会って、そのまま帰宅だから時間に余裕があるの」


アン「ママのお迎えなんて久しぶりよ！」

アン「もちろん、リリーのお迎えに不満があるわけじゃないわ」



毎日顔を合わせ、食事を共にし

同じベッドで寝てるにもかかわらず、私のお迎えを喜んでくれる


アン「リリーはどこ？車で待ってるの？」

私「お迎えにママが行ってくれるなら、私はマーケットでお買い物をしてくると効率がいいわ、って」


アン「それは名案ね、時間を大事にしてるということよ」


アン「リリーがお買い物をしてるなら、車はカマロ？」

私「ううん、ここまでリリーの車で来て、そのまま彼女はお買い物に行ったの。だから私達は・・・」

アン「歩くのね！！ママと歩いておうちに帰るなんて、日本（の小学校での授業参観）以来よ！！！
今日は何て素敵な日なの！！」


こんなに喜んでくれるとは



アン「ママ、手をつなぎましょう」

背丈も私にほぼ追いついたアンは、すっかりレディーとなって


今日の授業で楽しかったことや、お友達と話した面白かった話のこと


討論のことや、明日の予定



色んな話題に事欠かず、次から次へと出てくる言葉の数々


アンはとってもお話好きです


アン「私が15歳くらいになったら、ママはもうお迎えに来てくれないでしょ？
（こちらでは15・16歳くらいでレディーとして認められる雰囲気が強いです）
だから、今のうちにこの喜びを目いっぱい楽しむの！！」




・・・何て嬉しいことを言ってくれるんだ



おうちまでの短い道のりを、ずいぶん道草をしつつ


楽しみながら帰りました



娘も大きくなったな

そのうち恋人ができるんだろうな

ママ嫌い！とか言ってきたりするのかな

このまま元気に育っていってくれたらいいな




なんて思いながら


一歩一歩、幸せを確認するように


仲良く手をつないで歩きました