- 名前
- イチゴちゃん
- 性別
- ♀
- 年齢
- 43歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- 毎日元気に働いてます ゆっくりだけど、はっきり喋ります^^ 嫌がらせを受けていたの...
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お礼のハンドメイド
2018年10月22日 13:11
車を眺めて、ホコリを掃って
ずっとニコニコしてる、リリー
わかるわかる、私もZくんのエンジンが戻ってきたときは
夜、車の中で寝た思い出がある
そんなリリー、この喜びと感謝をどうしたらいいのかわからず
リリー「ママ、私はママにどう感謝したらいいの?」
と、私に聞く始末
何度も言ってるが
私は値引き交渉してないし、安くしてくれたのはおじいちゃんだから
おじいちゃんに、感謝を伝えてあげたらいいじゃない
ですが、リリーにとっては
おじいちゃんは「雇用主」であり、「天上人」※かなり上位の爵位なので、ビビってるようです
でも、娘や私にとっては
とても優しい「ただのおじいちゃん」なのです
お礼はしたい、でもビビって何をしたらいいのか、何をしたら喜んでくれるのかわからない
わけですよ
おじいちゃんだって、普通の人間だぜ?
じゃあ、ケーキでも焼いてお届けしてあげたらいいじゃない
おじいちゃん、甘いもの大好きだし
私が前に作ったかぼちゃパイ、喜んで全部たいらげたぜ
と伝えると
リリー「ママ、ケーキの作り方を教えて」
おっ
やる気になったね
そうそう、大事なことは
相手に「感謝しています、ありがとう」と伝えることと
「私が懸命に作りました、食べてね」という、
相手のことを想って何かを成し遂げること
よし、じゃあみんなでケーキを作ろう
リリー「ダメ!私が私自身だけで作るわ。ママは口頭で教えるだけにして?」
・・・ケーキの作り方を、私のつたない英語で教えろと??
てめー、一緒に生活してるからって
私の英語力、なめんなよ
未だに商店で「Ikko please!」(自分では1個ちょうだい。って英語で言ってるつもり)
って言っちゃうんだからな?
ま、娘もいることだし
早速ベンツくんに乗って、買出し
お会計時も
リリー「ママ、私が払うの!私が買わなかったら、感謝が伝わらないわ!!」
おっ
考え方が日本的
一緒に生活してるからか、段々考え方が娘や私に似てきたようです
でも、国が違っても
その考え方は重要
しっかりお会計もリリーが済ませ
自宅へ戻って、早速ケーキ作り開始
その間、娘にこっそり「おじいちゃんに電話して、明日はリリーがケーキを持って行くから
甘いものは夕方まで我慢して」って伝えてと連絡要請
本当は「サプラ~イズ」って、やってあげたいんですけど
おじいちゃんのおうち、コックさんが一切作ってくれるので
ケーキとかデザートが無い日って、まず無いんですよ
電話の向こうで、おじいちゃんはとても喜んだらしく
「明日は朝から何も食べないで、リリーが来るのをたのしみにしているよ」ですって
で、ベースも焼いてホイップも自分で混ぜて
あとは塗りたくって終わり!なところで
私「リリー、おじいちゃんに電話して約束とりつけなさい」
リリー「私が?ママは電話しないの?」
私「おじいちゃんに用があるのはあなたでしょ?自分で電話しなさい」
リリー「でも・・・緊張しちゃうわ」
私「大丈夫、おじいちゃんはいつも優しいでしょ?」
まだおじいちゃんに対して「ビビってる」リリー
おじいちゃんと電話で話して、約束をして
とりあえず「ひと仕事済ませましたけど何か?」的な顔で私を見つめるリリー
どうも、リリーを含めイギリス人全般に言えることですが
・アッパークラスにビビる
・自分の階級をわきまえる
・言葉遣いひとつで、相手に失礼か否かを真剣に悩む
傾向にあるようです
大丈夫、おじいちゃんがもし差別主義者だったら
・日本人である私は最初っから相手にされない
・爵位をもってない私は相手にされない
・下手くそな英語を駆使する私は相手にされない
はずでしょ?
でも、おじいちゃんは私の事を笑ったりバカにしたりしないでしょ?
と、再度説得
本来であれば、リリーの階級(イギリスでは最下層みたいです)だと
おじいちゃんみたいな超上流階級とは、接点どころか口も利けないそうです
何をくだらないことを
私なんか、娘と毎朝コーヒーショップで
おじいちゃんとお話してたのが縁で、仲良くなったんだぞ
くだらんことを、ウジウジ気にするんじゃねぃっ
そんなこんなで、しっかりケーキを焼いて
今朝は早くからパッケージングしていた、リリーの可愛いジレンマなのでした
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