- 名前
- 松田文学男爵
- 性別
- ♂
- 年齢
- 60歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 僕はアンドロイドなんだ。 アンドロイドだって夢は見る。 でも、それはキミたちのように...
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この素晴らしい世界
2018年08月07日 10:51
現在生きている人間の中でこいつは天才を超えた超人だと思うやつが2人ほどいる。驚くべきことにこの二人は血は繋がっていないが幼馴染で小さい頃から仲良しだった。
仮に彼らの名前を竹内と奥田としよう。
彼らの超人性を示すエピソードは多々あるのだが、思わず唸らされたものをちょっと書いてみる。
今から20年程前のオウム事件があった時のこと。当時中学生だった竹内はオウムの空中浮揚に興味を持ちなんとかして自分にもあれが出来ないか?と考えた。
彼が思いついたのは風呂の中で座禅組んでジャンプすれば浮力でかなり高く飛べるのでは?ということだった。
真夜中、家族が寝静まった頃、実験開始。
風呂の中でガッチリと座禅組んでジャンプ!
すると驚くことにめちゃくちゃ高く浮き上がり足が風呂桶から飛び出してしまった。
すごい!と思ったのも束の間。
座禅をガッチリと組んだ両足の膝部分が風呂桶の両サイドに引っかかってしまい、そこを軸にしてグルンと回転し上半身がお湯の中に沈んでしまったのだ。
素っ裸の男子中学生が風呂の中で座禅組んで逆さまになって溺死。
そんな間抜けな死に様を迎えたくなかった彼は必死で暴れて抜け出そうとしたが、足は外れないし家族は寝ているし助かる見込みがない。
遠のく意識の中で必死に足を外そうともがいていたら激痛がはしった。足が攣ったのだ。
しかも両足が。とんでもない激痛は彼の中の眠れる力を呼び覚ましたらしく、どうやったのかわからないが足が外れたらしい。
それでなんとか一命をとりとめた。
竹内がこうした生命の危機を乗り越えたのはこの時だけではなく、しょっちゅうあること。
小4の時には五円玉とビニールでパラシュートを作るのが流行った。自宅でこれを作り、二階の窓から投げて遊んでいるときに、なるべく遠くにいる飛ばそうと助走をつけて思いっきり投げたら勢いあまって自分も二階から飛んだこともある。
中学生の時には家で隠れんぼをしていて、天才竹内は屋根の上なら見つからないだろうと単身屋根の上に隠れた。竹内家はかなり大きな家で屋根も広い。普通の三角屋根でその真ん中辺りにいれば見つかることはない。
安心してしゃがみこんだ時、スリッパを履いていた彼は突然滑り出した。スキーのジャンプを思い出していただくとわかりやすいが、まさにあの格好で屋根を滑り降りて行く。
あー、これ飛ぶわwと意外と冷静だったが飛んだら死ぬ。
ジャンプギリギリのところでアンテナを止めてある針金があることに気づき、片手を伸ばしでガッチリと掴みなんとかジャンプは逃れた。が、スリッパは見事な飛距離を記録したという。
奥田は生命の危機はあまりないが、こちらが想像出来ないことをサラリとやるのがすごい。
野球をやっていて、ヒットを打ったと思ったら、三塁に向けて全力で走っていったやつは奥田以外見たことがない。
この2人がいつもつるんでいたのだから素晴らしい世界だった。
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